ストリート・オブ・ファイヤー
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ストリート・オブ・ファイヤー Streets Of Fire |
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監督 | ウォルター・ヒル |
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製作総指揮 | ジーン・レヴィ |
製作 | ローレンス・ゴードン ジョエル・シルバー |
脚本 | ウォルター・ヒル ラリー・グロス |
出演者 | マイケル・パレ |
音楽 | ライ・クーダー |
撮影 | アンドリュー・ラズロー |
公開 | 1984年6月1日 1984年8月 |
上映時間 | 93分 |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
制作費 | $14,500,000 |
allcinema | |
IMDb | |
ストリート・オブ・ファイヤー(Streets Of Fire)は、1984年製作のアメリカ合衆国の映画。西部劇の形式を踏襲したロック映画。人が一人も死なないという珍しいアクション映画である。その年度のキネマ旬報で、読者による選出でベストワンに選ばれた。
高架と路地裏の町リッチモンド(おそらくバージニア州リッチモンド市)が舞台となる。
目次 |
[編集] スタッフ
[編集] キャスト
- トム・コーディ(マイケル・パレ):流れ者
- エレン・エイム(ダイアン・レイン):ロック歌手
- レイヴェン(ウィレム・デフォー):ストリートギャング“ボンバーズ”のボス
- ビリー・フィッシュ(リック・モラニス):エレンのマネージャー
- マッコイ(エイミー・マディガン):陸軍あがりの女兵士
- リーバ(デボラ・ヴァン・バルケンバーグ):トムの姉
- バーテンダー(ビル・パクストン);トムの旧友、マッコイに殴られる情けない男
[編集] あらすじ
ロック歌手のエレンが、ストリートギャング“ボンバーズ”のボス、レイヴェンに拉致される。ダイナーを営む彼女のファンのリーバは、流れ者の弟トムに助けを求める。トムは、陸軍あがりの女兵士マッコイと共に、エレンを救い出す。
かつて恋仲だったトムとエレンの間に、ふたたび愛の炎が燃え上がる。一方その頃、レイヴェンはボンバーズを率いて、ダウンタウンを襲撃しようとしていた。
[編集] プロダクション・ノート
劇中のダイアン・レイン演じるエレンの衣装はジョルジオ・アルマーニである。
劇の約半分は夜の場面であるが、この映画は夜間に撮影されていない。ほぼ全てが、日中に撮影されている。なぜかというと、スタッフやキャストのギャラのため。 夜間撮影は、日中撮影よりも人件費がかさむため、日中にセットの上に巨大な暗幕を広げて「人口の夜」を作り出して撮影された。
主役トムの相棒マッコイは、当初メキシコ人男性という設定であったが、エイミー・マディガン自身の強烈な売り込みによって監督が折れて、女兵士という設定となった。
ウオルター・ヒルの前作「48時間」の製作中に、この映画の脚本が進行していて、エディ・マーフィーのプロモーターの推薦によって主役がマイケル・パレとなった。
[編集] 音楽
ダイアンは歌が歌えないので、劇中のエレンの歌はファイヤー・インクによる吹き替え。
エレンが劇中で唄っていた 「今夜は青春(Tonight Is What It Means To Be Young)」は、『今夜はAngel』のタイトルで椎名恵によってカバーされ、TVドラマ「ヤヌスの鏡」の主題歌として日本でも大ヒットした。
制作当初、劇中で使われる音楽のアレンジは劣悪で、聴くに耐えないような酷いものであった。(アメリカ版劇場予告編では、酷いバージョンがそのまま使用されて公開された。日本国内販売されているDVDに収録されている)
誰が最終的にアレンジ仕切り直したかはハッキリとしないが、ダイアンがステージで歌う2曲に関しては、絶対的に一人の音量ではヴォーカルの厚みが薄くなるので、最終的に4人のヴォーカリストがユニゾンで歌ったものを合成して使用している。
カテゴリ: アメリカ合衆国の映画作品 | 1984年の映画 | アクション映画