スピニングチョーク
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スピニングチョーク(英語表記 "Spinning Choke")は格闘技における絞め技の一つで、腕で絞める三角絞め。がぶりの体勢から行う絞めであるレスリングのがぶり絞めのうち横転しながら決める技である。英名は「アナコンダチョーク "Anaconda choke"」。
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[編集] 概要
一方の腕を相手の首横から廻し、脇の下を通してもう一方の腕とクラッチして回転しながら絞めあげる。絞めの輪の中に相手の腕を一本入れるため、技の原理としては三角絞めと同じである。この技は相手の肩と首を前方から巻き込む必要があるため、ある程度の腕の長さが必要となる。また、チョークスリーパーとは異なり、肩固め同様極まってから徐々に意識を失わせる技であるため、相手がタップするまでに若干の時間を必要とする。
また、青木真也が使用する技も日本ではスピニングチョークと呼ばれるが、このタイプの絞め方はポルトガル語ではサカ・ホーリャという名で呼ばれ、ブラジルでは変形肩固め扱いとなっている。上記の技とは極め方が異なり、相手の脇から腕を差し込み、首横を通して腕をクラッチして極める。こちらは上記の技よりもバリエーションに富む。
[編集] 補足
2004年のPRIDEヘビー級GPにおいてアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラが、1回戦で横井宏考、2回戦でヒース・ヒーリングに2試合連続でこの技を極め勝利したことで脚光を浴びた。どちらの試合も相手のタックルを切ってがぶった状態から技を仕掛けている。
[編集] 参考資料
- 跳関十段 青木真也(QUEST)
- VALE TUDO ノゲイラ最強への道(DINO BOX、東京漫画社)
[編集] 外部リンク
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