スーパー・スター・デストロイヤー
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スーパー級スター・デストロイヤー(Super Star Destroyer)は、アメリカのSF映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場する架空の宇宙戦艦である。画像
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
全長12.8キロ、乗員は数十万人にも及ぶ途方もなく巨大な船である。映画の中では、ダース・ヴェイダーが搭乗する「エグゼキューター」が登場している。この船は『帝国の逆襲』におけるホスの戦いや『ジェダイの復讐(帰還)』でのエンドアの戦いに参加した。エンドアの戦いの中で、艦橋に反乱同盟軍のAウィングの直撃を受けた「エグゼキューター」(Executor)は第2デス・スターに激突し破壊された。
小説に登場する他のスーパー級スター・デストロイヤー:
- ルサンキア(Lusankya)
- エグゼキューターの姉妹艦。両方とも工場は別だが、同時期に「エグゼキューター」という名前で建造された。完成したのち、一隻は映画の中に登場し、もう一隻はルサンキアと改名されて皇帝の緊急脱出用に惑星コルサントの地下に隠されることとなった。この船はイセイン・アイサード(イザンヌ・アイザード)に与えられ、コルサントが新共和国軍に奪還された際これに乗って逃亡した。タイフェラの戦いで新共和国のウェッジ・アンティリーズに捕獲され、新共和国のものとなった。エンドアの戦いの25年後にユージャン・ヴォングの戦艦に衝突するという特攻作戦に使用され破壊された。
- アイアン・フィスト(Iron Fist)
- ズンジ大将軍の艦隊の旗艦である。この船は将軍の権威の象徴であり、恐怖によって世界を支配するための道具として使われたが、最後はダソミアの戦いで破壊された。
- レイザー・キス(Razor's Kiss)
- ナイト・ハンマー(Knight Hammer)
- 皇帝の後継者たちの無能ぶりをまのあたりにしたダーラ提督は、帝国の凋落に乗じて反逆を企てる将軍たちの多くを殺害し、残存する帝国軍を自己の傘下におさめた。殺害した将軍が秘密裡に建造したナイト・ハンマーに乗り込み、ヤヴィン4にあるルーク・スカイウォーカーのジェダイ・アカデミーに無差別攻撃をしかけたが、破壊工作によって破壊された。
- なお、この艦は建造当初「夜のハンマー(Night Hammer)」であったが、ダーラ提督により「騎士のハンマー」(英語表記は上記)と改名された。
[編集] その他
スーパー級スター・デストロイヤーに対抗できる反乱同盟軍の兵器は、モン・カラマリ・スタークルーザーとYウィングだけだと言われている。