セレベスリクガメ
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?セレベスリクガメ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Indotestudo forstenii (Schlegel & Müller, 1844) |
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和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
セレベスリクガメ | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Forsten's tortoise |
セレベスリクガメ(Indotestudo forstenii)は、爬虫綱カメ目リクガメ科インドリクガメ属に分類されるカメ。
目次 |
[編集] 分布
インドネシア(スラウェシ島北部、ハルマヘラ島(絶滅?))固有種
名前はスラウェシ島の別名セレベス島に由来する。リクガメ科では唯一ウォレス線を超えてオーストラリア区に分布し、インドリクガメ属でも他種から分布がかけ離れている。そのため同属の別種トラバンコアリクガメのスラウェシ島に人為的に移入された個体群とされたこともあった。
[編集] 形態
最大甲長30cm。背甲はやや扁平で、成体は上から見ると細長い。背甲の甲板には明瞭な黒い斑紋が入る。縁甲板の後部は幼体では鋸状に尖ってはいるが、成長に伴い滑らかになる。 頂甲板がないか、あるとしても小型。
[編集] 生態
森林や草原に生息する。雨季は活発に活動するが、乾季は薄明時に活動する。林床に生息するからか強い光を嫌う傾向がある。
食性は植物食の強い雑食性で植物の葉、果実、花、キノコ、陸棲の貝類、動物の死骸等を食べることもある。
繁殖形態は卵生で、1回に1-2個の卵を数回に分けて産む。繁殖期になるとオスは鳴き声をあげ、メスに体当たりしたり噛みつくといった求愛行動を取る。
[編集] Status
ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
- ワシントン条約付属書II類
[編集] 人間との関係
現地では食用とされることもある。環境破壊や食用の乱獲により、生息数は激減している。
日本には以前に比べ流通量が減ったもののペット用として輸入されている。主に野生個体が流通する。 飼育にあたっては野生個体が多いため寄生虫の駆虫や、低温と乾燥に気をつける必要がある。
[編集] 関連項目
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