セント (音楽)
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セントは、1オクターブの1200分の1の音程である。音律を理論的に表示し、わかりやすくするために使われる対数値の一である。イギリスの音響学者・比較音楽学者、エリス Alexander John Ellis (1814 - 1890 ) が提唱した。
すなわち、nセントとは2音間の周波数比がであることをいう。
これにより、十二平均律の全音は200セント。半音は100セントとなる。ピタゴラス音律の長2度、大全音の音程比9/8は約204セント。音程比からセント値を求めるには、音程比の常用対数を2の常用対数で割って1200を掛ければよい。(1200*log音程比/log2)
同様の用途に使われるものに、ミリオクターブがある。これは1オクターブを1000ミリオクターブとするものである。