ゼイラム2
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『ゼイラム2』（ぜいらむ）は雨宮慶太原作・監督・脚本の劇場公開作品。 1994年12月17日公開。上映時間100分。 1991年に公開された『ゼイラム』の続編である。1995年第26回星雲賞映画演劇部門賞受賞。
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[編集] あらすじ
異星人の賞金稼ぎイリアは、盗賊カヌート一味に盗難された骨董品「カマライト」を奪い返すために、相棒ボブ、同業者フジクロと再び地球を訪れていた。難なくカマライトを奪還したイリアは、単身で次の任務である、当局の開発した支援用戦闘ロボットとの模擬戦に向かう。
しかしカマライト目当てに裏切ったフジクロは転送機とボブを破壊、偶然イリアを見かけて訪れた鉄平を捕らえてしまう。一方イリアはカヌートが召還した大勢の賞金稼ぎ達に囲まれて窮地に陥る。そこへ例の戦闘ロボットが現れ、イリアの制止も聞かず全員を虐殺する。
しかしそのロボットには制御ユニットとして、あの恐るべき生体兵器「ゼイラム」の別個体が内蔵されていた。カヌートの返り血によって覚醒したゼイラムによってロボットは暴走、異空間「ゾーン」を生成してイリア、フジクロ、鉄平を閉じこめてしまう。
神谷により修理されたボブのサポートの下、全身兵器の固まりであるゼイラムロボットに挑むイリア。鉄平を救うため自ら「ゾーン」に転送される神谷。3人は無事に再会し、ゼイラムを倒して脱出できるのか。
[編集] スタッフ
- 監督： 雨宮慶太
- 原作： 雨宮慶太
- 脚本： 雨宮慶太／松本肇
- 撮影： 木所寛
- 音楽： 太田浩一
- 美術： 高橋昭彦
- 照明： 保崎芳美
- 編集： 今野治人
- 造型美術： 竹谷隆之
- コスチュームデザイン： 寺田克也
[編集] キャスト
- イリア（ヒロイン）： 森山祐子
- 神谷（ゾーンに巻き込まれた民間人）： 螢雪次朗
- 鉄平（ゾーンに巻き込まれた民間人）： 井田州彦
- ヤヌキ／ゼイラム（敵）： 吉田瑞穂
- ボブの声（イリアに協力する人工頭脳）： 井上和彦
- フジクロ： サブ
- カヌート： 栗原敏
- ハギ： 阿部光男
- 田口： 渡辺哲
- バウンティハンター：開田あやほか多数（クレジットには開田裕治の名前もあるが、コスチューム製作を手伝ったのみで出演はしていない）
[編集] 映像ソフト
- VHSビデオ版（詳細不明）
- 2003年にバンダイビジュアルより、DVDソフトが発売。本編100分＋映像特典45分。
[編集] 備考
当時雨宮監督は「『ゼイラム3』は過去の世界にゼイラムとイリアがやって来る時代劇にしたい」と語っており、これが後の作品『タオの月』に繋がっていると思われる。
