ソニックアドバンス3
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ソニックアドバンス3(SONIC ADVANCE3)2004年6月17日、ゲームボーイアドバンス用ソフトとしてディンプス製作、ソニックチーム監修でセガより発売されたアクションゲーム。ソニックアドバンスシリーズの3作目である。
今作は、エリアマップの追加や、パートナーシステムなど、前作までとはシステムが変わっている。前作に比べるとステージはやや狭くなったが、アクトが一つ追加された。 前作までに存在した、チャオのプチガーデンは廃止された。そのため、本作には[ゲームキューブ]]用ソフトソニックアドベンチャー2バトルとの連動機能は無い。
ステージの攻略や、チャオ探し、ボス撃破など、パートナーとのタッグアクションをうまく使わなければならず、難易度は高い。前作に比べ、ステージの地形が複雑になり、トラップや敵の配置が非常に嫌らしいため、前作で好評だったスピード感が落ちてしまった。そのため、前作に比べ評価は低い。
主な略称は、『ソニバンス3』。『ソニアド3』と略す人もいるが、(ソニックアドベンチャー3は存在しないが)あまり使用されない。
目次 |
[編集] ストーリー
エッグマンがカオスエメラルドの力を使って、世界を7つに分断してしまった。世界を混乱に落としいれ、それぞれの世界にエッグマンランドを築くのが目的だ。世界が分断されたため、ナックルズ、エミー、クリームとはぐれてしまったソニック。ソニックは分断された世界を元通りにするため、テイルスとともに走り出した。
[編集] ゲームシステム
[編集] ゲーム上のルール
基本的なシステムは、前作までとはやや異なる。今作は、5人の中から2人を選んでゲームを進めることになる。最初に選んだほうがプレイヤー、後に選んだほうがパートナーになる。ただし、使用できるキャラクターは、最初はソニックとテイルスのみである。ナックルズ、エミー、クリームは、条件を満たすことで使えるようになる(後述)。今作はクリアデータはキャラクターごとに独立してはおらず、ソニックファクトリーでキャラクターを交代することができる。今作には、各ゾーンにエリアマップが存在し、エリアマップから、アクト1~3、ボスステージ、SPステージ、ミニゲーム、ソニックファクトリーにアクセスすることが出来る。各ゾーンにAct1、Act2、Act3が存在するが、どのアクトからでも攻略可能である。アクト3の最後では、ジーメルと戦うことになる。3つのアクトを全てクリアすると、ボスステージにアクセス可能になる。ボスを撃破することで、次のゾーンに行くことが出来る。次のゾーンに行っても、ソニックファクトリーから前のゾーンに戻ることが可能である。ゾーン7のみ、ボスを倒すとファイナルゾーンへアクセス可能になる。カオスエメラルドを全て集めてファイナルゾーンをクリアすることで、ソニックのみエクストラゾーンへ行ける。 ミニゲームに関しては、各ゾーンに2つずつ存在し、クリアするのにかかった時間に応じて残機数が増える。
また、今作は、通常のモードを通信により二人でプレイすることが出来る。この場合、1Pがプレイヤー、2Pがパートナーを操作することになり、双方がタッグアクションを使うことが出来る。ただし、チャオの取得やスペシャルステージへのアクセスは不可能になる。
クリアまでの最速タイム競うタイムアタックモードもある。
[編集] 新アクション
操作方法は前作と同じだが、今作の最大の特徴がタッグアクションである。タッグアクションは、パートナーにより違うものが発動し、うまく使えばステージの攻略が非常に楽になる。 前作で好評だったブーストとトリックアクションは、今作ではペア限定になった。ブーストはペアタイプがスピードタイプでなければ発動しなくなった。トリックアクションは、ソニック&テイルス及びエミー&クリームでなければ使えない(この点は、ナックルズファンから反感をかった)。 ペアタイプについては、スピードタイプ、パワータイプ、フライタイプの3種類が存在する。ソニックがいればスピード、ソニックがおらずナックルズがいればパワータイプ、それ以外はフライタイプになる。
[編集] カオスエメラルド
各ゾーンのエリアマップ、アクト1~3に、合計10匹のチャオが存在する。10匹のチャオを全員集めると、各アクトのどこかにSPキーが出現する。SPキーを入手してアクトをクリアし、エリアマップ内のどこかにあるスプリングに乗ることでスペシャルステージにアクセスできる。 スペシャルステージでは、リングを規定数とることでカオスエメラルドを入手できる。前作同様、スペシャルステージは難易度が高い。失敗した場合は、再びアクトにSPキーを取りに行かなければならない。今作も、カオスエメラルドを全て集めるのは攻略情報無しでは非常に難しい。今作はカオスエメラルドの取得状況は5人のキャラクターで共通である。カオスエメラルドを全て入手し、プレイヤーをソニックにしてファイナルゾーンをクリアすることで、エクストラゾーンに行け、真のエンディングが見られる。
[編集] 対戦
1カートリッジ対戦とマルチカートリッジ対戦がある。1カートリッジ対戦では、各キャラクターの固有アクションは使えない。マルチカートリッジ対戦は、必ずチーム戦になる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] キャラクター
[編集] プレイヤーキャラクター
今作は、キャラクターに声が当てられている。ここでは、本作におけるキャラクターの特徴を記述する。各キャラクターの詳細な設定などは、ソニック・ザ・ヘッジホッグの項を参照。
- ソニック - 声優:金丸淳一
- 主人公。最初から使用可能。標準的な能力を持っており、誰とパートナーを組んでもあまり操作感覚は変わらない。
- テイルスとパートナーを組むと、『友情ペア』となる。トリックアクションが使える以外はなんの特長もなくなる。
- ナックルズとパートナーを組むと、『ケンカともだちペア』になる。スライディングが強化され、Wスピンアタックやアッパースピン、バウンドアタックが使用可能になる。特に、アッパースピンは高いところに上れるため、非常に便利。
- エミーとパートナーを組むと『ラブラブ?ペア』となる。地上ではハンマーが使えるようになるが、スピンジャンプが不可能になるため、スピンアタックを手動で発動させることになる。
- クリームとパートナーを組むとジャンプダッシュ(前作までとは別物)、ホーミングアタックが使用可能になる。また、水中では泡に包まれ、息継ぎがいらなくなる(ところが、クリームが仲間になるのは終盤であるため、実用性が薄い)。
- テイルス - 声優:広橋涼
- 最初から使用可能。パートナーにより操作感覚がかなり変わるため、慎重にパートナーを選ぶことになる。
- ソニックとパートナーを組むと、『友情ペア』となる。トリックアクションが使える以外はいつも通りであるが、今作ではプロペラ飛行が弱体化しており、上昇速度が遅い。
- ナックルズとパートナーを組むと、尻尾攻撃が強化され、竜巻攻撃になる。プロペラ飛行が滑空プロペラ飛行に変化するが、いまいちスピードが遅く、壁登りも不可能なため、使いづらい。
- エミーとパートナーを組むと、地上ではハンマーが使えるようになるが、スピンジャンプが不可能になるため、スピンアタックを手動で発動させることになる。プロペラ飛行は、ハンマープロペラ飛行に変化する。ハンマープロペラ飛行はスピードが速く、飛行中に攻撃できるため、非常に使いやすい。テイルスは、エミーをパートナーにするのが無難。
- クリームとパートナーを組むと、ホーミングアタックが使用可能になる。プロペラ飛行は、ハイプロペラ飛行に変化する。ハイプロペラ飛行は、上昇速度は速いが、左右にほとんど動けず、通常よりも飛行時間が減ってしまうので、使いづらい。
- ナックルズ- 声優:神奈延年
- ゾーン2のジーメルをソニックで倒すと使用可能になる。パートナーにより操作感覚がかなり変わるため、慎重にパートナーを選ぶことになる。
- ソニックとパートナーを組むと、『ケンカともだちペア』となる。滑空飛行がダッシュ滑空飛行に変化するが、飛行というよりはただの空中ダッシュである。壁のぼりが不可能になるため、非常に使いづらい。
- テイルスとパートナーを組むと、パンチ攻撃がアッパーに変化する。また、滑空飛行が二段滑空飛行になり、二段ジャンプした後滑空することが出来る。滑空中の方向転換や、壁登りも可能であるため、普段は張り付けない場所の壁にも張り付けるため、非常に使いやすい。
- エミーとパートナーを組むと、地上ではハンマーが使えるようになるが、スピンジャンプが不可能になるため、スピンアタックを手動で発動させることになる。地上に向けて降下攻撃するドリルクロー、および、壁登り中にダッシュするダッシュ壁登りが使えるようになる。
- クリームとパートナーを組むと、滑空飛行中にホーミングアタックが使用可能になる。それ以外は特徴が無い。
- エミー- 声優:川田妙子
- ゾーン4のジーメルをソニックで倒すと使用可能になる。ソニックと組まないと共通アクション(スピンダッシュなど)が使えない。パートナーにより操作感覚がかなり変わるため、慎重にパートナーを選ぶことになる。
- ソニックとパートナーを組むと、『ラブラブ?ペア』となる。エミーは、ソニックと組んだときのみ、スピンジャンプ、スピンダッシュ、スピン移動が可能になる。その他、ジャンプダッシュ、空中回転ハンマーが使用可能になる。
- テイルスとパートナーを組むと、空中でのハンマー攻撃がハンマー二段ジャンプに変化する。これは、攻撃と移動を兼ね備えているため、使いやすい。また、風船飛行が使用可能になるが、これは移動能力が低いため、実用性は薄い。スピンダッシュのかわりに、ステップ移動が使える。
- ナックルズとパートナーを組むと、地上ではハンマーが強化され、ビッグハンマー攻撃になる。また、ハンマージャンプが使用可能になる。空中回転ハンマーも使える。スピンダッシュの変わりに、エミーダッシュが使えるようになる。エミーダッシュは、一見スピンダッシュに似ているが、スピン状態にならない点が異なる。
- クリームとパートナーを組むと、『おんなのこペア』になる。ステップ移動、風船飛行が出来るが、実用性は薄い。トリックアクションが使用可能になる点は非常に有利である。
- クリーム- 声優:あおきさやか
- ゾーン6のジーメルをソニックで倒すと使用可能になる。パートナーにより操作感覚がかなり変わるため、慎重にパートナーを選ぶことになる。
- ソニックとパートナーを組むと、チャオアタックがチャオボールアタックになるが、これはホーミング性能が無いため、弱体化である。また、水面を浮き輪で移動できる。
- テイルスとパートナーを組むと、ファン飛行がパラソル飛行に変化するが、これは移動能力が低いため、実用性は薄い。
- ナックルズとパートナーを組むと、チーズは常にクリームの周囲を回転し、ビットのように敵を倒してくれる。通常のチャオアタックも使用可能。
- エミーとパートナーを組むと、『おんなのこペア』になる。地上ではハンマーが使えるようになるが、スピンジャンプが不可能になる。空中ではチャオアタックが出来るが、スピンアタックを手動で発動させることが不可能になる。地上に向けて降下攻撃するヒップアタックが使用可能になる。トリックアクションが使用可能になる点は非常に有利である。
[編集] 非プレイヤーキャラクター
- エッグマン - 声優:大塚周夫
- 毎度毎度こりない大ボス。ちなみに今作では最終的に、最近のソニックシリーズにおけるエッグマンとしてはありがちな展開になる。
- ジーメル
- ソニックバトルに登場したエメルを元にしてエッグマンが作ったロボット。各ゾーンのアクト3で戦うことになる。
- クリームママ
- クリームの母親。今作ではエンディングにのみ登場。
[編集] シリーズ一覧
- ソニックアドバンス(ゲームボーイアドバンス)
- ソニックアドバンス2(ゲームボーイアドバンス)
- ソニックアドバンス3(ゲームボーイアドバンス)
[編集] 外部リンク
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