タヒチ=トロット
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タヒチ=トロット(Tahiti-Trot )は、ディミトリー・ショスタコーヴィチがヴィンセント・ユーマンスのヒット曲《二人でお茶を Tea for Two》をオーケストラ用に編曲した際に名付けた名称。もともと自作でないにもかかわらず、それでもショスタコーヴィチは「16番 op.16」の作品番号を付けている。
《二人でお茶を》は、ユーマンスのミュージカル《ノー、ノー、ナネット》からヒットしたスタンダード・ナンバーである。《タヒチ=トロット》については、次のようなエピソードが残されている。ショスタコーヴィチが《二人でお茶を》のレコードを指揮者のニコライ・マルコと聴いた際、1時間ではショスタコーヴィチがこの曲を記憶だけでオーケストレーションをすることは出来ないだろうと言って、マルコが100ルーブルを賭けたのであった。ショスタコーヴィチはわずか45分でオーケストレーションを仕上げ、マルコに勝った。
《タヒチ=トロット》はソ連で人気のアンコール・ピースとなり、アレクサンドル・ガウクの主張で、ショスタコーヴィチのバレエ音楽《黄金時代》の導入音楽にも利用されたこともあった。
カテゴリ: ショスタコーヴィチの楽曲 | 管弦楽曲 | ミュージカル | ジャズ