タン・ロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

タン・ロン（唐龍、TONG　LUNG）、生年月日不明。ゴールデン・ハーベスト公認のブルース・リーそっくりさん。

[編集] タン・ロンの詳細

「ブルース・リー　死亡遊戯」の製作途中にブルース・リーが死亡したため、代役のオーディションに合格し、代役としての出演が決定した。このオーディションには、「クローン人間ブルース・リー/怒りのスリー・ドラゴン」などで有名な、ドラゴン・リーも参加していた。

オーディション合格当時、タン・ロンはそこまでカンフーができてはいなかったらしいが、映画撮影で教えられるうちに、みるみるうちに腕が上達した。

「ブルース・リー　死亡遊戯」では、主にアクション・シーンの代役を担当。「ブルース・リー　死亡の塔」ではブルース・リー役と、ブルース・リーの弟役の二役を演じた。この映画では、ブルース・リーのショート・ヘアーとタン・ロンのもっさりヘアーの髪型が違いすぎるために、どのカットでもにせものと、すぐに分かってしまう。しかしアクション・シーンは、タン・ロンのアクロバティック・カンフー（一部、ユン・ピョウが担当）は、カンフー映画の中でもトップ・クラスに入る。「シンデレラ・ボーイ」では、ブルース・リーの亡霊役を担当。前作よりも、よりブルース・リーっぽく演じているためにファンからは「見ていて辛い」、「あの演出がいい」と賛否両論である。