ダイハツ・コンソルテ
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コンソルテ(CONSORTE)とは、ダイハツ工業がかつて販売していた乗用車である。パブリカと共通のボディだが、エンジンはダイハツ製のFE型1000ccに換装されていた(後にトヨタ製の1200ccを追加)。フロントグリルとリアエンドは独自のデザインだった。ただし、パブリカに設定していたツインキャブ搭載モデルやバン/ピックアップといった商用車などは設定されなかった。車名の由来は“伴侶、提携”のイタリア語で、ダイハツとトヨタ、およびユーザーとの関係を意味している。
[編集] 歴史
- 1969年4月 新発売。当初はコンソルテベルリーナと称し、デラックスとスタンダードの2種の展開。型式名EP30。
- 1970年9月 マイナーチェンジ。3分割グリルを採用。スーパーデラックスを追加。
- 1971年6月 トヨタ製3K型エンジンを搭載したスポーティモデル、1200Sを追加。
- 1972年1月 ビッグマイナーチェンジ。ベルリーナの呼称が外れる。1200Sは1200GSに名称変更、1000PSを追加。
- 1973年5月 パブリカ・スターレットのOEMであるクーペ追加。型式名EP40。グレード展開は1200ccモデル(トヨタ製3K型エンジン使用)がGHLとGL。1000ccモデル(ダイハツ製FE型エンジン使用)はHLとTL。パブリカ・スターレットのフリーチョイスシステムは採用されなかった。GHLはレザートップを標準装備。
- 1973年10月 4ドアセダンを追加。グレード展開は1200がハイカスタムとカスタムの2種、1000はスーパーデラックス、デラックス、スタンダードの3種。同時に2ドアセダンがマイナーチェンジ、1000PSがカタログ落ちする。
- 1974年11月 シャルマンの発売に伴い、4ドアが廃止。
- 1975年12月 1000ccモデルが50年排出ガス規制適合。この時点で国産1000cc乗用車はコンソルテのみとなる。
- 1976年2月 1200ccモデルが51年排出ガス規制適合。
- 1977年2月 マイナーチェンジ。1000ccモデルが廃止される(理由は51年排出ガス規制をクリアする事が出来なかった為)。
- 1977年10月 販売終了。その後継車としてシャレードが発売される。