ダイハツ・コンパーノスパイダー
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コンパーノスパイダー(Compagno Spider)とは、ダイハツ工業が造っていた乗用車である。ベースであるコンパーノベルリーナのルーフをカットオフ、1964年に開催された第11回東京モーターショーに出品され、1965年4月に発売開始。コンパーノが元々フレーム付ボディーであったためオープン化にはそれ程手間がかからなかったが、幌の収容の関係で乗車定員は4名となっていた。
エンジンはFE型直列4気筒OHVでコンパーノに積まれていたFC型800㏄を1000㏄に排気量アップ、更にソレックス製のツインキャブによりグロス65馬力を発生していた。ミッションは4速フロアMTでローギヤード化されていた。1967年4月にマイナーチェンジ。フロントマスクの変更、エンジントルクのアップ、フロントブレーキをディスク化など性能を向上させたが販売台数は思ったほどさばけなく、又、1967年11月にダイハツはトヨタと業務提携を結んだ事もありコンパーノスパイダーは1968年に生産を終了してしまった。