デビッド・テナント
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デヴィッド・テナント(David Tennant, 本名 David McDonald デヴィッド・マクドナルド、1971年4月18日 - )は、スコットランド出身のイギリス人俳優。
幼少時に見たドラマから俳優を目指すようになったという。芸名のテナントはペット・ショップ・ボーイズのボーカルのニール・テナントに由来する。
20代から舞台俳優としてのキャリアを積み、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの『間違いの喜劇』のアンティフォラス役や『ロミオとジュリエット』のロミオ役で評価を高めた。
1998年に映画『GO!GO! LA』 (LA Without a Map) で映画初主演。その後もいくつかの映画に出演。有名なところでは、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のバーテミウス・クラウチ・ジュニア役がある。
また、イギリスのテレビドラマにも多数出演している。2004年、BBCのドラマ"Casanova"で主演のカサノヴァを演じたことで認知度が高まり、2005年にはイギリスを代表するSFドラマシリーズ『ドクター・フー』の主人公、10代目の"ドクター"に抜擢された。2005年6月放送の9代目シリーズの最終話、11月放送の7分の短編、12月25日放送の単発エピソードを経て、2006年4月からの10代目シリーズに出演している。
これによりイギリス内での知名度は一気に上昇。2005年のThe Stage誌における、最も英国のテレビ界に貢献した人物の10人の一人に挙げられている。