トゥーリオ・レッジェ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トゥーリオ・レッジェ(Tullio Regge、1931年7月11日-)はイタリアの理論物理学者である。1960年代の始め頃から素粒子物理学で流行したレッジェ仮説や、南部陽一郎らのハドロンのひもモデルを要請したスピンと質量の関係をプロットしたレッジェ軌道などで科学史に残る。
トリノに生まれた。トリノで物理学を学んだ後、アメリカに渡り、ロチェスター大学で学位を得る。1961年にトリノ大学の教授となる。1960年代から1970年代はプリンストン大学で研究した。トリノ工科大学教授などを務めた。1964年にハイネマン賞数理物理学部門、1987年Città di Como prize、1987年、アインシュタイン・メダル、1987年にセシル・パウエル・メダル、1996年ディラック・メダルを受賞している。1989年, 欧州議会の議員に選ばれた。
カテゴリ: イタリアの物理学者 | 1931年生 | 物理学関連のスタブ項目