トウシューズ
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トウシューズ( Toe shoes, 正式には Pointe shoes ) とは、バレエを踊るのに使われる靴である。爪先の部分がが固められており、先端は平らなのが特徴で、これにより足の先で立つことができる。つま先で立つことをポワントといい、足の甲がでて足の裏が反るととてもきれいに見える。はくときには足の先に布などをつめたり、専用のパッド(トウパッド)を使用したりする。
誰もがはいて足先で立つことができるわけではなく、バレエシューズで正しい形でバレエが踊れるようになり、ある程度の筋肉がつき、体を引き上げることができるようになるまでははいて足先で立ったりしてはならないとされる。教師の許可が出されていないのにトウシューズを履いて立つと、怪我をしたり、変な位置に筋肉がついたり、間違った立ち方の癖がついたりする可能性がある。
トウシューズにはいろいろな種類があり、それによって、かたさ・かためられている範囲・ポワントで立つ時床に接する面の広さなどが異なる上、ほとんど手作業で作られている為同じ種類で同じサイズのものでも立ったときの感覚が微妙に違うことがあるので、バレリーナは自分に合ったトウシューズを見つけるのに苦労するとされる。
なお、舞台でポアントワークを用いた振り付けで踊るのは女性のみで、男性がトウシューズを履いて踊ることは(一部の例外を除いて)ない。
[編集] 参考文献
- Clara編集部編『知ってる?トウシューズ』新書館、2002年11月、ISBN 4403330088、新版: 2006年5月、ISBN 4403330185
- Janice Barringer, The Pointe Book: Shoes, Training and Technique, Princeton Book Co Pub, 2nd edition: Sep 2004, ISBN 087127261X
[編集] 外部リンク
- Back Bay Dancewear(英語)
- ADA Discount Dancewear: Shoes(英語)