トゲオマムシ
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?トゲオマムシ | ||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Acanthophis antarcticus (Shaw & Nodder, 1802) |
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和名 | ||||||||||||||||||
トゲオマムシ | ||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||
Common Death Adder |
トゲオマムシ(デスアダー) (Acanthophis antarcticus ) は、爬虫類有鱗目ヘビ亜目コブラ科デスアダー属に分類されるヘビの一種。オーストラリアの砂漠や荒れ地に生息する。有毒。
[編集] 特長
全長は60-90cm。名前の由来は尻尾にある棘のように逆立った大きな鱗から。体色は砂地に目立ちにくい茶褐色もしくは灰褐色。頭は三角形で、目は猫目である。その容貌から、マムシと名前が付いているが、実はコブラの仲間。毒もコブラ同様神経毒で、オーストラリアでは最も危険なヘビの一種。その危険度から、別名は死の毒蛇(デスアダー)と呼ばれている。
[編集] 生態
オーストラリアに生息。砂漠や荒れ地に潜み、棘のある尾を振って獲物のトカゲをおびき寄せて捕食する。性質は大人しいが、毒は非常に強く、致命率は世界でもトップクラスの危険な毒蛇。
[編集] 体型の謎
本種はコブラ科であるが、身体はクサリヘビ類に似ている。そのため、当初は本種はクサリヘビ科と思われていたが、研究が進むにつれ、本種がコブラ科であることがわかってきた。 本種がクサリヘビのような容貌になったのは、オーストラリア大陸にはクサリヘビが生息しないため、その代替として、本種がクサリヘビのような容貌になったといわれる。
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