トヨタ・イプサム
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トヨタ・イプサム | |
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初代 | |
製造期間 | 1996年 – 2001年 |
ボディタイプ | 5ドア ミニバン |
エンジン | 3S-FE型 直4 1998cc 135PS |
全長 | 4530mm |
全幅 | 1695mm |
全高 | 1620mm |
車両重量 | 1380-1500kg |
駆動方式 | FF、4WD |
姉妹車 | トヨタ・ガイア |
車台が共通の車種 | トヨタ・コロナ トヨタ・ナディア |
同クラスの車種 | ホンダ・オデッセイ |
2代目 | |
製造期間 | 2001年 – |
ボディタイプ | 5ドア ミニバン |
エンジン | 2AZ-FE型 直4 2362cc 160PS |
全長 | 4670mm |
全幅 | 1760mm |
全高 | 1660mm |
車両重量 | 1480-1570kg |
駆動方式 | FF、4WD |
車台が共通の車種 | トヨタ・アベンシス |
同クラスの車種 | ホンダ・オデッセイ 日産・プレサージュ マツダ・MPV |
この表は自動車のスペック表テンプレートを使用しています |
イプサム(Ipsum)はトヨタ自動車が生産するミニバン型の乗用車である。
目次 |
[編集] 歴史
[編集] 初代(1996年~2001年4月)
コロナの車台をベースとした排気量2000cc(3S-FE型)の5ナンバーサイズのため車体が小さかった。乗車人数は7人乗りのみ。キャッチコピーは「走れ、家族の季節。」「みんなのドリームズ・カー!!」「セダン+ステーションワゴン+スポーツカー=」。 広告キャラクターとして西村雅彦が起用された。イメージキャラクターは「イプー」。 基本的にカラーはツートンで、原色を避けた明るいカラーが多かった(パープリッシュブルーマイカメタリック等)。後に特別仕様車として「ホワイト・イプサム」が発売。 長野オリンピックの公式カーとして、スノーレッツデザインのホワイト・イプサムが作られた。
1998年4月のマイナーチェンジでは、バンパー部等のカラー変更、原色系への移行、落ち着いた色合いへの変更があった。 ミラーやフロントグリル、リヤ部、コンパネ周り、シートアレンジの変更があった。 広告キャラクターはビビアン・スーが起用された。イメージキャラクターは「イプーとサムー」。
運転しやすいサイズや、ファミリ-を意識したCMも受けて、ヒット車となった。
1998年5月、姉妹車として、ガイアが登場(~2004年8月)。
[編集] 2代目(2001年5月~)
現行モデルは、ホンダ・オデッセイに対抗する為、排気量を2400cc(2AZ-FE型)に引き上げ車体を少し大きくして3ナンバーサイズとなった。これに伴い大幅にデザインとロゴマークをチェンジ。新たに6人乗りの上級グレードが追加されている。車名ロゴが「ipsum」から「IPSUM」に変更された。キャッチコピーは「ミニバン・トゥモロー」。CMでは映画「サウンド・オブ・ミュージック」のサントラ曲が流れ、子供を中心としたファミリー優先だった先代と違いエレガントなイメージを植え付けた感じだった。
2003年10月のマイナーチェンジでは、内外装デザインの変更、ボディカラー変更、環境性能の向上、240eが廃止されるなど、多岐に渡る変更が行われた。キャッチコピーは「僕の新しい家族がやってきた」。CMソングにはRIP SLYME 「虹」(アルバム「TIME TO GO」収録曲)が起用された。
- 現行モデルのグレード
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- カタログモデル
- 240u(7人または6人乗り)
- 240s(7人または6人乗り)
- 240i(7人乗りのみ)
- 特別仕様車
- 240iアルカンターラバージョン(7人乗りのみ/2004年1月から12月まで発売)
- 240iプレミアム・アルカンターラバージョン(7人乗りのみ/2004年12月から2005年8月まで発売)
- カタログモデル
インテリアカラーは240uと240iがアイボリー、240sはダークグレー。シート表皮は240uがダブルラッセル、240sがモール織物、240iがトリコットニット。特別仕様車のアルカンターラバージョンはスエード調の人工皮革・アルカンターラを採用。
[編集] 今後の動向
イプサムおよびマークIIブリットは現行モデル限りで打ち切りとなり、それらを統合し、後継車種として2005年の第39回東京モーターショーに出品されたコンセプトカー「FSC」の市販モデルが2007年9月に登場すると報じられている。当初は「ゾーン」(仮称)とされていたが、「新しい車種名で出すより既にある程度知名度のある『マークX』の名前を使ったほうが売れる」ということで正式な車名は「マークXツィーオ」(Mark X Zio) となる模様。ちなみに、「ツィーオ(Zio)」はイタリア語で「年配(年輩)者」という意味である。
なお、以上は自動車関連雑誌などによって報じられている情報であり、トヨタからの正式な発表ではないことに注意していただきたい。
[編集] 備考
- 3列目のシートはオデッセイと同様床下収納となっている。
- ヨーロッパでは初代が「ピクニック」で輸出され、2代目が「アベンシス・ヴァーソ」の名前で発売された。
- 香港、シンガポールでは2代目も「ピクニック」名で販売。豪州では「アベンシス」名で販売(セダン、ハッチバック、ワゴンはなし)。
- 取り扱いはトヨペット店(大阪府は2006年8月7日までトヨタ店。ただしガイアが登場するまでは大阪トヨペット(現・大阪トヨタ)でも取り扱っていた。)、ネッツ店(2004年4月まではトヨタビスタ店)。
- 現在販売されているトヨタのミニバンで唯一フロントグリルにトヨタCIマークを装着している。
[編集] 車名の由来
- Ipsum ラテン語で「本来」の意味。
[編集] 外部リンク
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