ドロップキック・マーフィーズ
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ドロップキック・マーフィーズ(Dropkick Murphys)はアメリカのパンクロックバンドである。
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[編集] 来歴・特徴
- 1996年に結成・デビュー。1997年に初のアルバム『Do or Die』を発表。その後メンバーの脱退・加入を繰り返し、2004年に現在のメンバーに至る。
- ロックバンドながらバグパイプを使用するなど、アイリッシュ・ロックの影響を多分に受けており、他のパンクバンドとは一風変わった作風である(ただし、バグパイプ担当のスパイシー・マクハギスはバンドを脱退しており、現在ではバグパイプを用いた楽曲は演奏されていない)。
- メンバー全員が熱狂的なボストン・レッドソックスのファン。2004年にレッドソックスのチームスタッフの間で昔歌われていた「Tessie」をリバイバルで発表した。この年レッドソックスはいわゆる「バンビーノの呪い」で長らく優勝できなかったジンクスを破り、世界一に輝いたこともあり、この曲はワールド・シリーズのレッドソックス主催ゲームで球団公認歌として流された。
- アルバム『Sing Loud! Sing Proud!』に収録された曲、「For Boston」は千葉ロッテマリーンズの応援団により、デリック・メイ、マット・フランコの応援歌や、高校野球の応援歌でも使用されるようになり、日本の野球ファンの間でもメロディが広く知られるようになった。
[編集] メンバー
- マーク・オーレル(Mark Orrell)(G)
- ティム・ブレナン(Tim Brennan)(Vo,G,Accordion)
- ジェームズ・リンチ(James Lynch)(G)
- アル・バー(Al Barr)(Vo)
- ケン・キャシー(Ken Casey)(B)
- マット・ケリー(Matt Kelly)(Dr)
- スクラフィ・ウォレス(Scruffy Wallace)(B)
[編集] 脱退したメンバー
- マイク・マコーガン(Mike McCorgan)(Vo)
- リック・バートン(Rick Barton)(G)
- スパイシー・マクハギス(Spicy McHaggis)(Bagpipes)
- ライアン・フォルツ(Ryan Foltz)(Mandolin)
- ジェフ・エルナ(Jeff Erna)(Dr)
[編集] ディスコグラフィー
フルアルバムのみ示す。すべて日本でも発売(ソニーニュージックより)。
- 『Do or Die』(1997)
- 『The Gang's All Here』(1999)
- 『Sing Loud! Sing Proud!』(2001)
- 『Live on St. Patrick's Day From Boston, MA』(2002)
- 『Blackout』(2003)
- 『The Warrior's Code』(2005)