ナスルーラ
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| 性別 | 牡 |
|---|---|
| 毛色 | 鹿毛 |
| 品種 | サラブレッド |
| 生誕 | 1940年3月2日 |
| 死没 | 1959年5月26日 |
| 父 | ネアルコ |
| 母 | マムタズビガム |
| 生産 | アーガー・ハーン3世 |
| 生国 | アイルランド |
| 馬主 | アーガー・ハーン3世 |
| 調教師 | フランク・バタース |
| 競走成績 | 10戦5勝 |
| 獲得賞金 | 3,347ポンド |
ナスルーラ（Nasrullah）は、イギリスの競走馬。イギリスとアメリカ合衆国で種牡馬として供用され大成功を収めた。
目次 |
[編集] 戦績
ナスルーラはアイルランドで、大馬産家アーガー・ハーン3世によって生産された。10戦5勝の競走成績はチャンピオンステークスに勝つなど一定の成績を収めたものの超一流とまでは行かなかった。クラシックである2000ギニー（4着）、エプソムダービー（3着）、セントレジャーステークス（6着）はすべて気の悪いところを見せ敗れたように、卓越したスピードを持っていても気性の悪さで発揮できなかったようだ。
[編集] 引退後
しかし、この馬の真価は種牡馬になってから発揮された。初年度からアイリッシュダービー優勝馬ナッソーを出し、その後もネヴァーセイダイ（エプソムダービー、セントレジャーステークス）等を輩出した。
ヨーロッパでの成功を聞きつけたアメリカのクレイボーンファームは3万7000ドルでナスルーラを購入し、アメリカでもナシュア（プリークネスステークス、ベルモントステークス）、ボールドルーラー（プリークネスステークス）等を出すなど成功、リーディングサイアーを5回も獲得した。
イギリス・アメリカの2ヶ国に跨ってリーディングサイアーになったのは、ナスルーラが初である。
[編集] 主な産駒
- ネヴァーセイダイ（エプソムダービー、セントレジャーステークス、英愛リーディングサイアー）
- ボールドルーラー（プリークネスステークス、米リーディングサイアー8回）
- ナシュア（プリークネスステークス、ベルモントステークス）
- ネヴァーベンド（英愛リーディングサイアー）
- ムシドラ（1000ギニー、オークス）
- レッドゴッド、プリンスリーギフト、グレイソヴリン他
その他、直系子孫についてはナスルーラ系参照。
[編集] 評価
[編集] 主な勝鞍
[編集] 表彰
- 1942年 - イギリス最優秀2歳牡馬
- 1951年 - イギリスリーディングサイアー
- 1955,56,59,60,62年 - アメリカリーディングサイアー
[編集] 血統表
| ナスルーラの血統 （ネアルコ系／Canterbury Pilgrim5×5=6.25% St.Simon5×5=6.25%（父内）） | |||
|
父
Nearco 1935 黒鹿毛 |
Pharos 1920 鹿毛 |
Phalaris | Polymelus |
| Bromus | |||
| Scapa Flow | Chaucer | ||
| Anchora | |||
| Nogara 1928 鹿毛 |
Harvesac | Rabelais | |
| Hors Concours | |||
| Catnip | Spearmint | ||
| Sibola | |||
|
母
Mumtaz Begum 1932 鹿毛 |
Blenheim 1927 黒鹿毛 |
Blandford | Swynford |
| Blanche | |||
| Malva | Charles o'Malley | ||
| Wild Arum | |||
| Mumtaz Mahal 1921 芦毛 |
The Tetrarch | Roi Herode | |
| Vahren | |||
| Lady Josephine | Sundridge | ||
| Americus Girl F-No.9-c | |||
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