ナット・キング・コール
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ナット・キング・コール(Nat King Cole, 1919年3月17日 - 1965年2月15日)はアメリカアラバマ州モンゴメリー生まれのジャズ・ピアニスト・歌手。本名ナサニエル・コール、「キング」は愛称。往年のファンや洋楽通からはナッキンコールと呼ばれることが多い。
[編集] バイオグラフィ
1930年代からピアニストとして活動。スウィング・ジャズ時代末期の傑出したピアニストとしての業績を残した。トリオでの活動は有名。
その間、艶のある声を買われて歌手としても活動するに至った。1950年代以降はジャズからポピュラー界に軸足を移し、広く大衆的な人気を得た。
「スターダスト」など古くからのスタンダード曲は、コールの歌が決定版とされるものが多い。また「ルート66」「モナ・リザ」「ホエン・アイ・フォーリング・ラブ」など、コールの歌でスタンダードとなった曲も枚挙に暇がない。チャップリンの"テーマソング"の一つである「スマイル」もコールが創唱した曲である。
また映画では「忘れられない人」のエンディング曲として「Nature Boy」が流れ、劇中でも重要な意味を持つ歌として使用される。近年ではセリーヌ・ディオンがカヴァーをしている。
同時代のジャズ・ピアニストのオスカー・ピーターソンは、歌声がコールそっくりである。1940年代後期に、コールとピーターソンは相互に競合しないよう歌とピアノの分野に分かれることを約束した、というまことしやかな逸話もあるが、定かではない。
娘は歌手のナタリー・コール。のちに父親の声をオーバーダビングさせたデュエット曲「アンフォゲッタブル」をヒットさせた。
ジャズ以外のジャンルの音楽への影響も大きく、ロックの殿堂にアーリー・インフルエンス(初期の影響)部門で殿堂入りしている。
[編集] 映画・TV番組・CMなどでの楽曲の使用
- 「STARDUST」
- 初代カリーナED・CMソング(1985年)
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