ナラクーバラ
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ナラクーヴァラ(Nalakuvara, Narakuber)は、インド神話に登場する半神。クベーラの子で、マニグリーヴァの兄。一説に、妻はラムバー。
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[編集] 伝説
[編集] バーガヴァタ・プラーナにおけるエピソード
シヴァ配下のクベーラの子であるナラクーヴァラとマニグリーヴァは、贅を尽くし、酒色に溺れる生活を送っていた。ある日、したたかに酩酊していた二人は、通りかかった賢者ナーラダに無礼を働いてしまう。その際、二人の態度を嘆いたナーラダは、反省を促すべく、二人に樹木に変身する呪いをかけた。輝く双生樹となり、身動きの取れなくなった二人が前非を悔いた後、その呪いは幼いクリシュナによって解かれ、二人はクリシュナに出会えた事を喜ぶと共に、ヴィシュヌに帰依した。
[編集] マハーバーラタにおけるエピソード
ラムバーの項を参照。