ノルウェー郷土防衛隊
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ノルウェー郷土防衛隊(ノルウェーきょうどぼうえいたい 英:Norwegian Home Guard ノルウェー語:Heimevernet)はノルウェーにおける軍事組織の一。有事に迅速に動員され、郷土防衛を担う。
[編集] 概要
第二次世界大戦時にドイツに占領された反省から、1946年12月6日に創設された。陸・海・空の三部門があり、うち陸上部隊の規模が最も大きなものとなっている。平時においては、人員はほとんど配置されておらず、約600名ほどしかいないが、有事においては約83,000名の人員を動員できる。
有事の主任務は、郷土のインフラおよび市民を防衛し、正規軍を補助し、侵略軍に対するゲリラ戦やサボタージュを行うことにある。
2004年から、組織改編を実施している。人員を5万名に削減するとともに、訓練を強化し、専門性を高めるものである。テロ攻撃対処も見据えた、この改編により、部隊の即応能力を高め、本来は予備部隊である郷土防衛部隊を活用するケースが増えることとなる。