ノルディックウォーキング
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ノルディックウォーキングはクロスカントリーの選手が夏の間の体力維持・強化トレーニングとして行っていた。北欧ではスキーウォーキング、ポールウォーキング、フィットネスウォーキングとも呼ばれる。
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[編集] 発祥
ノルディックウォーキングはオフシーズンのスキートレーニングとしてはじまった。ポールを持って丘を歩く、この方法が確立し北欧のスキーヤー達は1年中トレーニングができるようになった。 ノルディックウォーキングで使用するポールには膝や背中の負担を減らす役割もあり、北欧では老若男女誰でも親しめるスポーツとなった。 ノルディックウォーキングは1997年、フィンランドで「ポールウォーキング」として本格的に広まり、現在では600万人を越える北欧の人達がノルディックウォーキングを楽しんでいる。日本においても近年、エクササイズやフィットネス、ライフスタイルへの感度の高い人達により紹介され次第に広がりを見せている。
[編集] 利点
ノルディックウォーキングの最大利点は何といっても年齢性別問わずに楽しめる所だが、エクササイズとしても大変効率が良い。 全身の筋肉を無理なく強化し、血行も促進させる。 ランニング等に比べ膝や背中への負担も軽いためリハビリにも適している。
[編集] 道具
ポールの長さは身長×0.68が目安。ポールの先を地面に垂直に立て使用者の肘が約90度になる長さを選択する。この長さと大幅に異なる場合は膝や背中の負担が増し、せっかくのエクササイズの効果が下がる。ノルディックウォーキング専用のポールには指の部分がないストラップが付属しており、それほど強く握らずにポールをコントロール出来る仕組みになっている。 ノルディックスキートレーニングの場合は実際のスキーのポールように少し長いものを使用する事もある。