ノルディックスキー
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ノルディックスキー (Nordic ski) とは、北欧スカンジナビア地方で誕生、発展したスキーのスタイルである。用いられる板とブーツはビンディングによってつま先だけが繋がれており、踵が持ち上がる構造になっているのが特徴。踵も固定されるアルペンスキーと対比することができる。
大きく分けて3つのスタイルがある。ストックと専用の細長くて軽いスキー板を履いて、雪原を走るように滑るクロスカントリースキー。太くて長いスキー板を履いて、丘を飛び越えるスキージャンプ。雪山を滑り降りるテレマークスキーがある。また、テレマークという名は、ノルディックの別名として(特に用具の面において)用いられることもある。 クロスカントリーとジャンプは冬季オリンピック正式種目にもなっている。これらをまとめて、ノルディックスキー競技、あるいは単にノルディック競技と呼ぶ。
クロスカントリーに類似した競技にバイアスロンがあるが、発祥の歴史が異なり、ノルディック競技ではない。