バッファロー・ビル
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バッファロー・ビル(Buffalo Bill、本名ウィリアム・フレデリック・コーディ、William Frederick Cody、 1846年2月26日 - 1917年1月10日)は、アメリカ西部開拓時代のガンマン、興行主。
[編集] 生涯
アイオワ州生まれ。若いころポニー・エクスプレスの御者やバッファロー・ハンターをして鉄道建設労働者に食糧を供給した。コロラド州で金鉱開発などにも携わった。西部の情報通であったことから軍と深い交流がありシェリダン将軍のインディアン対策に協力した。
1880年ころから拳銃捌き・駅馬車襲撃などを実演してショー化した『ワイルド・ウェスト・ショー』を立ち上げ、米国内やヨーロッパを巡業した。往年のガンマンや無法者そしてインディアン酋長のシッティング・ブルなど、本人たちが参加したため人気を集め興行は大成功した。
1917年に死去するとその遺体は、西部を愛したバッファロー・ビルの遺言に従って、ロッキー山脈の麓デンバー近くに埋葬された。
[編集] バッファロー・ビル (羊たちの沈黙)
フィクションのバッファロー・ビル(Buffalo Bill)は、トマス・ハリスの小説『羊たちの沈黙』に登場する人物である。
ハリスはウィスコンシン州で記者見習いをしているとき、エド・ゲインによる有名な猟奇殺人事件を担当しており、ビルの犯行手口などは、このときの取材にヒントを得ている。
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