バラダ
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バラダ（Barada）は、映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』シリーズの登場する架空の人物の一人である。バラーダとも呼ばれている。
バラダは惑星クラトゥイーンで生まれた。クラトゥイーン人（以下クラトゥイナン）はさえない目をした犬のような顔をもったヒューマノイドであるが文化と伝統を重んじており、特に長老たちは先人や彼らの創造したあらゆるものに対し敬意を払い、粘り強さと獰猛さ、そして主人に対する揺るぎ無い忠誠心を持っていた。クラトゥイナンの子供のほとんどは歴史的な人物にちなんで名づけられるため、バラダと同じ名前の人が大勢いた。クラトゥイナンのバラダという場合、誰を指しているのかわからなくなることがある。
バラダは両親から見てできの悪い子供で、両親は彼を奴隷として売ってしまった。やがて、間の抜けた整備工場経営者の元で働き始めたが後にサバックというカードゲームで勝ったジャバ・ザ・ハットに買われた。
バラダはあまり賢くなかったが、意外にも機械には強くジャバの所有する乗り物を乾燥気候用にうまく改造し整備したので、すぐにジャバの豪華な乗り物の整備を担当し場合によってはそれらの乗り物の船長を務めることがあった。バラダはその仕事ぶりからかなりの給料をもらっていたが自分の自由を買うことはできなかった。悪賢いハットが部屋代とまかない代として給料と同じ額を彼に請求したからだ。バラダは特に親しくしている友人知人はおらずジャバの取り巻き達の中でも浮いた存在だった。
ホスの戦いの翌年、ハットがルーク・スカイウォーカーとその友人ハン・ソロ、チューバッカを処刑しにデューン砂海にあるカークーンの大穴に向かったとき、バラダはこの3人の囚人達と一緒に宙に浮かぶ小船、スキッフに乗っていた。ルーク・スカイウォーカーがライトセーバーを手にとり突然戦いはじめスキッフに乗った他の仲間と乱闘になった時、バラダはこの戦闘中に飢えたサルラックの胃袋に落とされた最初のひとりだった。そして、不本意ながらも彼はこの時遂に真の自由を得ることが出来たのだった。
バラダは「ジェダイの復讐」に登場する。彼の名前は、映画「地球の静止する日 (The Day the Earth Stood Still)」にでてくる秘密の呪文 "Klaatu barada nikto.（クラートゥ バラダ ニクト）" からとられた。
