バンコク港
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バンコク港は、タイ王国のバンコクにある港。1997年にレムチャバン港に抜かれるまで同国最大の港であり、現在も同国第2位の港である。
公営のバンコク港は、クロントイ港や、PAT、と呼ばれる箇所のみだが、広義ではBMTやSCT等の私営コンテナ・ターミナルを含む。
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[編集] 歴史
[編集] 立地
バンコクを貫くチャオプラヤー川の川岸に開かれた河川港で、シャム湾から川を遡った場所にある。
[編集] 問題点
水深が浅いシャム湾に輪をかけて浅いチャオプラヤ川にあるため、近年のコンテナ船の大型化に対応しきれていない、との批判がある。また、チャオプラヤ川が運ぶ土砂が堆積するため、定期的に浚渫する必要がある。他にも、バンコク中心部からの距離が近いため、バンコクの交通渋滞に一役買っているという批判、及び、港湾後背地の拡張に物理的制限もある。タイ政府はこれを解消するために、レムチャバン港を建設し、大型船の誘致を進めた。その結果、多くの船舶、特に大型コンテナ船がレムチャバン港を利用するようになり、ある程度の成果を収めている。
[編集] PAT
首都バンコクの中心部に近いクロントイ地区に位置する。バンコク港と言った場合はここを指す。運輸通信省の管理下で1951年に設立された公共企業体であるタイ港湾庁(PAT:Port Authority of Thailand)が運営しているため、こう呼ばれる。
[編集] BMT
Bangkok Modern Terminalの略。
[編集] UTT
UNITHAI Terminalの略。
[編集] SBT
Siam Bangkok Terminalの略。
[編集] BDS
BDS Terminalの略。
[編集] TPT
Thai Prosperity Terminalの略。
[編集] SCT
Siam Container Terminalの略。
[編集] 関連項目
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