バーサーカー (セイバーヘーゲン)
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『バーサーカー』(Berserker)は、フレッド・セイバーヘーゲン(Fred Saberhagen)の代表作であるSF作品シリーズ。日本ではハヤカワSF文庫から刊行されている。
「バーサーカー」の名は、北欧神話の狂戦士を由来として人類側が命名したという作中設定である。
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[編集] ストーリー
恒星間文明を築き上げた人間のもとに、宇宙の果てから何者かが襲いかかってきた。
遥か太古、いずことも知れぬ星域で滅び去った星間帝国が残した遺産、自己増殖と進化を繰り返し、生あるものをすべて滅ぼすことを至上命令としてプログラムされた恒星間無差別殺戮兵器――それがバーサーカーである。人類はこのバーサーカーと遭遇したのだ。
ここからバーサーカーと人類の存亡を賭けた闘争が繰り広げられる。
[編集] 作品リスト
- Brother Berserker(1969) 『バーサーカー 皆殺し軍団』
- Berserker(1967) 『バーサーカー 赤方偏移の仮面』
- The Ultimate Enemy(1979) 『バーサーカー 星のオルフェ』
[編集] 他作品への影響
本作シリーズでセイバーヘーゲンが産み出した古代宇宙文明の殺戮機械「バーサーカー」は、魅力的な存在であり、類似の設定の存在が(あるいは「バーサーカー」という名称のまま)、のちのSF作品にもさかんに用いられるようになった。SFゲームにおいても、敵や第三勢力としてしばしば登場する。
[編集] バーサーカー(あるいは類似の存在)が登場する作品
[編集] 関連項目
- フレッド・セイバーヘーゲン
- ベルセルク(狂戦士)
カテゴリ: アメリカ合衆国の小説 | SF小説 | 架空の武器・兵器