バーンパイン郡
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バーンパイン郡(บางปะอิน、バンパインとも)はタイ、アユタヤ県の郡の一つ。
[編集] 名称
地元の伝説では、ある王がこの周辺の民家に泊まった。そのときインと言う美しい女性に会い、妻の一人に迎えたので、ここをバーンナーンイン(บางนางอิน、イン婦人の水村、の意。)と名付けたという。当初はそう呼ばれていたが、後にバーンパイン(インに合った水村、の意。)に代わった。また、ラーマ5世時代には雰囲気を出すため、バーンパーイン(บางป่าอินทร์、インドラあるいは帝釈天の森の水村、の意。)と表記されたこともあるという。
[編集] 歴史
バーンパインにはアユタヤー王朝時代プラーサートトーン王によって避暑地の離宮として建てられたバーンパイン宮殿がある。宮殿はアユタヤー王国がビルマ軍によって一度滅びたときに一緒に攻撃され、荒れ果てたが、後にラーマ4世(モンクット)とラーマ5世(チュラーロンコーン大王)によって西洋風にの宮殿が増改築された。この宮殿は現在、一般にも公開されており、毎年内外から多くの観光客が訪れる。