パックス・ロマーナ
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パックス・ロマーナ(ラテン語:Pax Romana)とは、「ローマの平和」を意味し、古代ローマ帝国時代のローマの支配領域内における平和を指す言葉である。通常アウグストゥスが帝政を確立した紀元前27年から五賢帝の統治の時代の終わりである180年までを指す。
[編集] 派生語
これから派生し、一国による広域支配体制をパックスを冠して称する事がある。
- パックス・ブリタニカ(イギリス帝国の平和)
- パックス・アメリカーナ(アメリカの平和)
- パックス・イスラミカ(イスラム帝国の平和)
- パックス・タタリカ(パックス・モンゴリカ)(モンゴル帝国の平和)
- パックス・オットマニカ(オスマン帝国の平和)
- パックス・シニカ(中華帝国による冊封体制)
- パックス・ジャポニカ(大日本帝国による大東亜共栄圏下の平和または、第一次世界大戦~太平洋戦争までの、太平洋地域の平和)
- パックス・シリアナ(シリアによるレバノンの安定)
- パックス・ルッソ(ソビエト連邦による制限主権論下の東ヨーロッパ地域の平和)
[編集] 関連項目
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