パックランド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『パックランド』(PAC-LAND)は1984年8月にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたアーケードゲーム。
キャッチフレーズは「不思議なことが当たり前」。ファミリーコンピュータ、PCエンジン等数々の家庭用ゲーム機に移植された。パソコンでは、PC-8001mkII SRやX68000に移植されている。またプレイステーションの『ナムコミュージアムVol.4』にも収録されている。近年はWindows9x版も発売された。
目次 |
[編集] ストーリー
迷子の妖精をフェアリーの国に送り届けるため、パックマンは冒険旅行に出かけます。森を抜け、山を越えて……。
[編集] ゲーム内容
業務用の『パックマン』シリーズ5作品の中で唯一ドットイートゲームではない。
- 3つのボタン(右移動・左移動・ジャンプ)で主人公パックマンを操作する。
- 移動ボタンは連打する事でスピードアップする事ができる。またボタンを押したままにするとそのままの速度を保つ。
- ジャンプ台を使ったジャンプの場合、移動ボタンを連打する事で飛距離を延ばす事ができる。
- 今までのシリーズ同様、パワーエサを取った場合のみ一定時間モンスターに反撃が可能になる。それ以外はひたすらモンスターから逃げるしかない。
- 1つのトリップ(ステージ)が4つのラウンドで構成され、前半の3ラウンドで迷子の妖精をフェアリーまで送り届けに行き、残り1ラウンドで家に戻る。
- トリップは8まであり、トリップ9以降はトリップ5のマップに戻り以後はループとなる。
- 迷子の妖精をフェアリーまで送り届けると魔法のくつをもらえる。魔法のくつを履くと空中でもジャンプが可能になる。
- 制限時間内にラウンドのゴールまでたどりつけなかった場合、ミスにはならないが、スー(敵キャラクター、後述)が高速で追いかけて来る。また、ヘルメットや魔法の靴などのアイテムをすべて失う。
- モンスターの頭に乗ることができる。またこれを利用しないとクリアできないラウンドも在る。
- 各ラウンドの最後に、ラウンドの終わった瞬間のポーズで10点~7,650点のボーナス点が入る(アーティスティック・ボーナス)。
[編集] キャラクター
- パックマン:本作ではただの半円形でなく、アニメ調のキャラクターとなっている。
- モンスター
- クライド(CLYDE):オレンジ
- ピンキー(PINKY):ピンク
- インキー(INKY):青
- ブリンキー(BLINKY):茶
- スー(SUE):通常はゆっくり追いかけてくるが、タイムアップで高速になる。一種の永久パターン防止キャラクター。
- 小モンスター:飛行機に乗ったモンスターと建物の2階にいるモンスターから落とされる。
[編集] 隠しフィーチャー
- 障害物を進行方向と反対に押す事で出現するもの
- ヘルメット:小モンスターを頭で受ける事ができる様になる。これを利用して点稼ぎを行う事が可能。
- ワープ:ラウンド2のみ可能。トリップ3までワープし、70,000点入る。
- 透明パックマン:モンスターに触れてもミスにならなくなる。
- 風船:6個出現する中で、1つが7,650点(全て7,650点とする事も可能)。
- その他
- ラッキー・パックマン:パワーエサを取り、3,200点の時(5匹目)にスーを食べると出現。残りタイムが点になり、さらにタイムがフルに戻る。
- スペシャル・パックマン:特定の場所で出現。パックマンが1人増える。
- ギャラクシアン:まれに小モンスターの代わりに落とされる事がある。取ると7,650点。