ヒガンバナ
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?ヒガンバナ | ||||||||||||||||
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![]() 彼岸花(撮影日:2004年9月15日) |
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分類 | ||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||
Lycoris radiata | ||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||
ヒガンバナ(彼岸花) | ||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||
Lycoris |
ヒガンバナ(彼岸花)は単子葉植物綱ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。学名 Lycoris radiata(Herb). 種小名 radiata は「放射状」の意、散系花序で6枚の花弁が放射状につく。日本には中国から伝来した帰化植物と考えられる。道端などに群生し、9月中旬に赤い花をつけるが、稀に白いものもある。生長の仕方は独特で、夏の終わりから秋の初めにかけて、高さ30~50センチの花茎が葉のない状態で地上に突出し、その先端に5~7個前後の花がつく。開花後長さ30~50センチの線形の細い葉をロゼット状に出すが、翌春になると葉は枯れてしまい、秋が近づくまで地表には何も生えてこない。開花期には葉がなく、葉があるときは花がない。球根。
また、日本に存在するヒガンバナは全て遺伝的に同一であり、三倍体である。故に、雄株、雌株の区別が無く種子で増えることができない。(遺伝子的には雌株である)中国から伝わった1株の球根から日本各地に株分けの形で広まったと考えられる。
鱗茎にアルカロイド(リコリン)を含む有毒植物であるが、この毒は長時間水に晒せば抜くことが可能であり、澱粉に富むため、古くは救飢植物として食用とされた。このため田畑の畝に植えられることがある。
また、鱗茎は石蒜(せきさん)という生薬名であり利尿や去痰作用があるが、有毒であるので素人が民間療法として利用するのは危険である。
彼岸花(ひがんばな)の名は秋の彼岸ごろから開花することに由来する。別の説には、これを食べた後は「彼岸(死)」しかない、というものもある。上記の飢餓植物としての面から一考する価値はあると思われる。別名曼珠沙華(まんじゅしゃげ)は、法華経中の梵語に由来する(梵語での発音は「まんじゅしゃか」に近い)。また、"天上の花"という意味も持っており、相反するものがある(仏教の経典より)。万葉集にみえる"いちのしの花"を彼岸花とする説もある。
異名が多く、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、と呼んで、日本では不吉であると忌み嫌われることもある。しかし、そのような連想が働かない欧米を中心に、園芸品種が多く開発されている。園芸品種には赤のほか白、黄色の花弁をもつものがある。
また、韓国では彼岸花のことを「相思華」ともいう。 これは彼岸花が花と葉が同時に出ることはないから「葉は花を思い、花は葉を思う」という意味である。
あまり日本では知られてはいないが、学名のLycoris(リコリス)とは、ギリシャ神話の海の女神:リコリスの名前からとられたものである。
秋の季語。花言葉は「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」。
俗信では、家に持って帰ると、火事になる花とも言われている。
[編集] ギャラリー
[編集] 外部リンク
- 季節の花 300: 彼岸花 (ひがんばな)(写真集3ページあり)
- 花情報 京都・関西周辺:
- 曼珠沙華と蝶(篠山市今田町)