ヒョンヒョロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
『ヒョンヒョロ』は、藤子・F・不二雄の読切漫画作品。1971年(昭和46年)に「SFマガジン」増刊号に発表された。コミカルながらシュールでハードな展開、そして戦慄のラストを迎える物語のSF性はかなり高い。この物語を『ドラえもん』や『オバケのQ太郎』に近い可愛らしい絵柄で描いているために不条理さが際だち、ファンの人気も高い作品。コミュニケーションの大切さが隠し味的に盛り込まれ、単なる娯楽作品以上の深みを併せ持っている。
[編集] ストーリー
空想癖のある子供マーちゃんは、「円盤に乗ったウサギさんを見た」と言い出した。もちろん誰も信じない。その後、マーちゃんは「ウサギさんから貰った」とする手紙を両親に見せた。そこには「ヒョンヒョロを差し出さないと誘拐する」と書かれていた。またも大人は誰も信じないし、第一ヒョンヒョロが何なのかが分からない。すると大人たちの前に、人間の言葉を話す大きなウサギが現れ公然と「ヒョンヒョロ」を要求し始めた。ウサギにはどんな武器も実力行使も通じなかった。ここに至って大人たちはマーちゃんの言葉を肯定するが、肝心のヒョンヒョロが何なのか分からない。そうこうしているうちに、ウサギが決めた期限がやって来た。
[編集] 備考
- 本作に登場するウサギは2005年の「ワンダーフェスティバル」夏会場限定アイテムとしてフィギュア化された。
- なお、ハモリストの間ではマスコットキャラとして崇められている。
カテゴリ: 漫画作品 ひ | 一般雑誌掲載漫画作品 | 藤子・F・不二雄