ビシバシチャンプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビシバシチャンプはコナミのミニゲーム集アーケードゲームである。
現在はe-AMUSEMENTに対応し、全国の店舗とのオンライン対戦が可能な『ビシバシチャンプオンライン 笑撃の全国対戦!?』が稼働中である。
ハイテンションなミニゲームのタイトルコールや「説明!」のかけ声も有名である。
目次 |
[編集] 概要
- 横一列に並んだ、赤、青、緑の3ボタンのみを使用して、最大3人で次々と出されるミニゲームにチャレンジする(シリーズによっては最大2人であったり、レバー・ハンドル等、操作形態が異なる場合もある)
- 基本的なモードでは、コンピュータを含めて常に3人で対戦。1位(残りライフが少ない場合はあれば、2位でも良い場合も)であればペナルティ無しで、2位以下の場合はライフを1個マイナスされた状態で、次のゲームへと進む
- ビシバシチャンプ、スーパービシバシチャンプ、ハンドルチャンプ、グレートビシバシチャンプでは、プレイヤーのみがミニゲームに挑戦。基準値を上回らないとライフを1個減らされる。
- 途中でライフが無くなったら、ゲームオーバー
[編集] 主なミニゲーム
- あんたが 街で UFO発見!
- 建物の隙間を横切るUFOの形状を3つの中から選ぶ
- おなじみ またまた だるま落としだ!
- 下にあるダルマから順番に、同じ色のボタンを押して抜いていく
- ダルマはある程度規則的に並んでおり、また用意されている数個のパターンの中から選ばれる
- ハイパー パイ投げ 選手権!
- 赤と青を交互に連打して助走をつけて、緑のボタンを押す長さで角度を決め、パイを投げて、その飛距離を競う
- 元ネタは『ハイパーオリンピック』のやり投げ。また、テレビ番組『スーパージョッキー』で「ハイパービシバシチャンプ」が紹介された際に、ビートたけしがこのミニゲームをプレイしたエピソードも持つ。
- ゆけゆけ 天才 ストライカー!
- 赤と青を交互に連打してドリブルし、緑のボタンで相手選手のスライディングをよけ、シュートを決める。
- 元ネタは『ハイパーオリンピック』の110mハードル。
- 俺たちは バーガー屋で テキパキ作る!
- 品物の枠が表示され、その数ちょうどになるようにボタンを押して商品を作る。制限時間を過ぎるか、1個でもオーバーした場合はミス。
- バーガーシリーズは他にも、注文どおりにハンバーガーの具材を入れる「どんどん作る!」、土台のバンズを左右に操作して具材を乗せていく「サクサク作る!」が存在する。
- つかんで ポイッと 投げたとさ!
- 上から降ってくる瓶を、手元に来たときにタイミングよくボタンを押して放り投げていく。
- ルールがbeatmaniaやpop'n musicそのままであるため、BEMANIシリーズの楽曲をBGMとして使っているバージョンもある。ビシバシチャンプオンラインでは、pop'n musicのキャラクターと楽曲を使用した『つかんで pop'nっと 投げたとさ!』が収録されている(オンライン配信ゲーム)。
[編集] シリーズ
[編集] アーケード版
- 基本的に、1作ごとに一部ミニゲームは入れ替えられる(「ガチャガチャンプ」や「ステップチャンプ」で収録されたミニゲームをアレンジして収録する場合もあり)
[編集] 名前に「ビシバシチャンプ」と入っているもの
- ビシバシチャンプ
- 記念すべき第1作
- タイトルコールは現在と比べると若干大人しい
- 各ゲームはノルマ制(基準値を超えないとライフマイナス1個)で、また各ゲームの成果を10点満点で評価され、エンディング時にはその合計値によって総合評価が下される
- スーパービシバシチャンプ
- ミニゲームを一部入れ替わった点以外は、「ビシバシチャンプ」と同じ。成果は5点満点、また全ゲームの中から3ゲームを選んでプレイできるモードが追加された。
- ハイパービシバシチャンプ
- 前2作を大幅にリニューアル
- ゲームの前に、まず自分のニックネームを、予め用意されたものから選ぶ(選んだ名前は、プレイ中に呼ばれる)
- タイトルコールは、現在の主流となっている3拍子のリズムに合わせて叫ばれるものに
- 各ゲームは対戦方式になっており、コンピュータを含めて常に3人で対戦。1位(ライフが少ないときは1~2位になるケースも)になればペナルティ無しで、その順位を下回った場合はライフを1個マイナスされた上で次のミニゲームへ進むルールに変更された。
- いくつかのミニゲームを順番にプレイして、それらの合計タイムを競うタイムアタックモードを新設
- グレートビシバシチャンプ
- (兄弟作品等を除くと)大分ブランクを空けて登場した第4作
- 各ゲームのクリア条件がノルマ制に戻った
- 「ふつうにプレイ」(基本モード)、「選んでプレイ」(3ゲームまで、好きなミニゲームを選んでプレイ)、「3分モード」(基本的には「選んでプレイ」と同じ。但し、回数制限ではなく3分の時間制限がある)、「スコアアタック」(5個のミニゲームを順番にプレイして、トータル成績をインターネットに登録して競う)他全6モード。
- ビシバシチャンプオンライン~笑撃の全国対戦!?~
- e-AMUSEMENTに対応。但し、ゲームの性質上、エントリーカードは使用しない。
- 当作からの新ゲームは、最初から収録されているものに加えて、定期的にオンライン経由で配信されるゲームもある。2005年3月稼働より1ヶ月2本のペースで配信されていたが2006年2月21日の配信を最後に2006年11月現在ゲームの配信は行われていない。中では、同社の『pop'n music』や『クイズマジックアカデミー』とコラボレートをしたミニゲームも配信された。
- また「挑戦!ランキングモード」も、大会がオンラインで配信され、開催期間は1週間限定となった(1週間で新たな大会に変更)。更にインターネットでの登録も必要が無くなった。
- 基本的なモードでは、同じ筐体を使う3人(2人以下の場合はコンピュータが加わる)で1チームを結成して、オンラインで結ばれた相手チームと3対3で戦い、チーム3人のトータル成績を競う。
- 勝てば次の回戦へ進めるが、負けたらライフを1個マイナスされた上で
同じ回戦を再び一つ前の回戦(決勝戦で負けたら準決勝、準決勝で負けたら1回戦、1回戦で負けたら再び1回戦)を戦う - 全3回戦を勝利すれば、そのトーナメントを制覇した事になり、更にトーナメントを3回を制覇すればエンディングとなる(ノーコンティニューで3回制覇した場合は、隠しの最終ゲーム有り)
- エンディングまで到達した場合は、筐体備え付けのカメラに向かって記念撮影が出来る(任意)
- 「全国オンライントーナメントモード」(基本モード)、「挑戦!ランキングモード」(配信されている大会に合わせた3個のミニゲームを順番にプレイして、各ゲームの成績を競う)、「お店でワイワイモード」(3ゲームまで、好きなミニゲームを選んでプレイ)の全3モード。
[編集] 兄弟作品
- アニメチャンプ
- 懐かしのアニメの内容を基にしたミニゲームで戦う
- 基になったアニメは「ひみつのアッコちゃん」「一休さん」「魔法使いサリー」「ゲゲゲの鬼太郎」「狼少年ケン」の5作品
- 「ふつうにアニメチャンプ」(基本モード)、「えらんでアニメチャンプ」(3ゲームまで、好きなミニゲームを選んでプレイ。このモード限定のミニゲーム(各アニメのカルトクイズ)もある)、「キャラでアニメチャンプ」(まず主人公を選択。シナリオに沿って、その主人公の作品ベースのミニゲームのみをプレイしていく。)の3モード。
- サラリーマンチャンプ
- サラリーマン生活を基にしたミニゲームで戦う
- 制作がSUCCESS(プライムシステム)である為、タイトルコールが3拍子でない等、コナミ制作のシリーズとは異なる印象を受ける。ちなみに家庭用(プレイステーション版)もSUCCESSから発売された。
[編集] 操作形態が異なるもの
- ハンドルチャンプ
- ハンドル及び足元のアクセル・ブレーキペダルの3つを使って操作を行う
- 筐体の仕様で最大プレイ人数は2人
- ガチャガチャンプ(4方向レバー2本×2)
- 4方向レバー2本を使って操作を行う
- 筐体の仕様で最大プレイ人数は2人。当然基本的なモードでも、1対1の対戦形式で、相手に勝つ事がクリア条件とされた。
- ステップチャンプ
- 赤、青、緑のフットパネル(ゲームによっては、手前にあるボタンも使う)を踏んで操作を行う
- 「ふつうにステップ」(基本モード)、「えらんでステップ」(3ゲームまで、好きなミニゲームを選んでプレイ。)、「うんどうかいハイパーステップ」(ハイパーオリンピックを基にした4ゲームの総合成績を競う)、「ダンスでステップ」(ダンスダンスレボリューションを模したモード。隠しコマンドを使えば、本家を超えるフットパネル9枚で踊る事も可能。)の全4モード
[編集] プレイステーション版
- ビシバシスペシャル
- アーケード版の「ビシバシチャンプ」「スーパービシバシチャンプ」「ハンドルチャンプ」の3本を混ぜた作品(作品間で重複するミニゲームは削除されている)
- コントローラを回して使う事によって、最大8人で対戦出来るモードを新設
- タイトルコール、説明画面等は全てハンドルチャンプのものに統一されている。また一部のゲームでアーケード版と若干操作方法が異なる。
- ビシバシスペシャル2
- アーケード版の「ハイパービシバシチャンプ」「ガチャガチャンプ」の2本をカップリングしたもの
- 但し、最大2人対戦で統一されているため、最大3人まで対戦出来た「ハイパービシバシチャンプ」も2人対戦用のレイアウトに変更されている。
- タイトルコール、説明画面はハイパービシバシチャンプのものに統一。
- ビシバシスペシャル3~ステップチャンプ~
- アーケード版の「ステップチャンプ」の移植
- 家庭用「ダンスダンスレボリューション専用コントローラ」を斜めにしたものを、フットパネル代わりにして操作を行う
[編集] PC版
- ビシバシチャンプmini
- ビシバシチャンプmini2
[編集] 番外編
- おわらいよゐこのゲーム道
- ゲームボーイで発売
- よゐこが監修したゲームで、RPGの様にフィールドを巡りながら各地で、ミニゲーム(ビシバシチャンプシリーズのミニゲームを当作用にアレンジしたもの)をプレイしてクリアを目指すアドベンチャーゲーム
- ミニモニ。ダイスdeぴょん!
- プレイステーションで発売
- 当時のミニモニ。メンバー(矢口、辻、加護、ミカ)を操って、ハートを集めていくボードゲーム
- ボードゲームに使われるミニゲームは、ビシバシチャンプシリーズのミニゲームを、当作用にアレンジしている
- 後に、ダンスダンスレボリューション風のミニゲーム等を加えて強化した「ミニモニ。ステップぴょんぴょんぴょん♪」や、GBA版の「ミニモニ。おねがい☆お星さま!」も発売