ビーマックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビーマックスは、1998年にアルゼが開発・販売したパチスロ機である。本機を境に、ユニバーサルからアルゼ名義となる。
いわゆる拡大解釈の結果、数々の新機能を搭載したマシンがこの頃から多数登場するのだが、その一つに大量獲得というカテゴリが生まれた。そして、その大量獲得の先駆者となったのが本機である。
本機は、それまでのアルゼ系マシン同様、小役狙いに大量リーチ目と何ら変哲もないアルゼマシンの一つとして登場したが、それまでの流れから初めそのスペックには誰もが驚愕し、激辛マシンではないかと錯覚したプレイヤーも多く存在したという。
そしていざビッグボーナスに突入すると、右リールにBOMB・爆弾・BOMBを狙うだけで簡単に15枚獲得でき、しかもそれが何度も揃うことにプレイヤーは更に驚愕した。しかしリプレイはずしは曲者で、ビタ押し以外外す術がないという事実にプレイヤーの誰もが極度のプレッシャーに凍りついた。ちなみに、ビッグボーナスは平均で500枚、最高でも681枚獲得可能である。
リプレイはずしというプレッシャーに打ち勝つことで、設定1でも機械割100%を超え、更には誰もが苦戦している中の優越感を味わえることができ、まさに技術あってのマシンとなった。故に、初心者や目押しの苦手なプレイヤーは敬遠していたためホール側も設定を高めに入れていたので、プロからは絶大な支持を受けた。
メガヒット機種『ハナビ』の影に隠れながらもその存在感をアピールし、本機を境に大量獲得時代へと進むのであった。そして、翌年には大量獲得機初の大ヒットマシン『大花火』へと繋がるのであった。