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フィンランド湾(―わん)はバルト海の最奥部、フィンランドとエストニアにはさまれた細長い湾。東西に約400kmの長さがある。
平均水深は40mほどで、冬には結氷する。湾の奥にはサンクトペテルブルク、北岸にヘルシンキ、南岸にはタリンなどの都市が位置する。ボルガ・バルト水路によりラドガ湖、ボルガ川などと結ばれている。近世には、ロシア帝国、スウェーデンの制海権の争奪戦が行われた。主な海戦は、ハンゲの海戦、スヴェンスクスンドの海戦などである。