フェリックス・ヘルナンデス
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守備位置 | 投手(先発) |
所属球団 | シアトル・マリナーズ |
背番号 | 34 |
日本でのキャリア | なし |
アメリカでのキャリア | 2005年- |
誕生日 | 1986年4月8日 |
身長 | 190.5 cm |
体重 | 104.3 kg |
打席 | 右 |
投球 | 右 |
出身校 | 不明 |
年俸 | $不明 |
出身地 | ベネズエラ・ボリバル共和国バレンシア |
前所属球団 | なし |
MLBデビュー年 | 2005年8月4日 |
ニックネーム | キング・フェリックス、フェノム |
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フェリックス・ヘルナンデス(Felix Abraham Hernandez、1986年4月8日 -)は、ベネズエラ・ボリバル共和国バレンシア出身のプロ野球選手(メジャーリーガー)。スペイン語ではフェリス・エルナンデス。米メジャーリーグ、シアトルマリナーズの投手。右投右打。2005年8月4日、19歳の若さでメジャーリーグデビューを果たし、話題になった。愛称はキング・フェリックス(キング)。専門誌上ではフェノム(phenom:スター)と呼ばれている。
[編集] 特徴
常時95mph(152km/h)を越え、100mphを計時する上に低めに集まるツーシームと、カーブ、チェンジアップと言った多彩な球種が持ち味。特にツーシームは速い上に良く動くが、調子の悪いときははそれに頼りすぎるため、投球が単調になりホームランを打たれるケースが多い。数いるメジャーリーグの先発投手の中でも直球の平均球速が95mphを越えるのはヘルナンデスとデトロイト・タイガースのジャスティン・バーランダーだけだと言われている[1]。14歳の時点で既に速球は145キロを記録していた。スライダーも投げられるが、コーチ陣が怪我を恐れて封印させている。ランディ・ジョンソンと比較されるほどの将来性を持つ、と太鼓判を押されている。 鼻っ柱が強く、自分のボールに絶対的な自信を持っており、上記の様な状況でツーシーム等の速球系の球を投げたがるフェルナンデスに対し変化球を要求する捕手の城島健司とは衝突が絶えず、2006年12月27日にNHKで放映された城島の特番のインタビューに応じた彼は「捕手はただ、投手が投げたいボールを受ければいいんだ。城島のリードなんて、僕は認めないよ」と言い放った。
- 上記の番組収録後も度々衝突はあったが、2007年シーズンの開幕投手として選ばれたフェルナンデスは、城島と組んで息の合った投球を見せ、8回無失点12奪三振で勝利投手となった。試合後には「やっとバッテリーというか、心が通い合う関係を築けたような気がする。僕が何を投げたいのか、彼は理解してくれている。今は、気持ちよくジョーに投げられる」と語るなど、現在は一定の信頼関係ができたようだ。
[編集] 経歴
2005年デビュー当初から制球に難があったものの、直球で押し切るスタイルで12試合を投げきり、防御率2.67と言う記録を残して注目を集める。
2006年は8月18日に初完封を記録。ただこのシーズンは問題の制球難が顕著に現れ、開幕から25試合目までに56の四球を与える。しかし最後の6試合にはその数は4におさえるなど、成長を見せた。身体的にまだ成長段階である事から、首脳陣はこのシーズンの投球回数を春季キャンプを併せて200イニング程度に抑える決定を下し、最後に登板予定だったスケジュールをキャンセルした[2]。
[編集] 参考
- ^ Lindy's Fantasy Baseball 2007 pp120
- ^ MLB.com Hargrove believes in King Felix's talent
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