フランチェスコ・マリア・グリマルディ
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フランチェスコ・マリア・グリマルディ(Francesco Maria Grimaldi、1618年4月2日 - 1663年12月28日)はイタリアの数学者、物理学者。イエズス会の司祭でありボローニャ大学の教授である。
1640年から1650年まで、 リッチョーリとともに働いた。落体の自由落下の研究を行い、落下距離が時間の2乗に比例することを見出した。
天文学の分野では、正確な月面図を作成し、これはリッチョーリによって出版された。
光の回折について正確な観察をおこなった。回折'diffraction'と言う用語の命名者である。回折現象は光の波動説の証拠とされ、またニュートンによって研究された。
[編集] 著書
Physicomathesis de lumine, coloribus, et iride, aliisque annexis(1665年)