フードコート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フードコート (Food Court) は、隣接する多様な飲食店のブース及びセルフサービス形式の食事のための共有スペースを提供する屋内型広場である。 アメリカ合衆国内で、フードコートはショッピングモール及び空港内で1980年代に普及した。
100席規模の広い座席スペースの周りをレジと調理設備を備えた小さな店舗が囲んでいる。 客はまず食べたいメニューを選んで各店舗で注文と支払いを済ませる。この時店員から番号札や呼出ベルを渡され、料理が出来上がると再び店舗まで取りに行き、食事が終わればまた食器を返しに戻る。
加えて、飲料水のサーバーや下げ膳のスペースが共通化されることが多い。フードコートによっては各店舗の食器を洗浄するブースを設けてあり、洗浄後は各店舗に引き渡される。
この形式のメリットは、メニューごとに店舗を分け、客席を共通にすることで、各専門店を省スペース化できる点と、グループ客でも違う店の料理が選択できる点である。