ブラック・コンテンポラリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブラック・コンテンポラリー(Black Contemporary)はポピュラー音楽のジャンルであるソウル・R&Bの一種。日本ではブラコンと略して呼ばれることが多い。
[編集] 概要
ブラック・コンテンポラリーの名は1970年代後半にヒットチャートの用語として出現した。
1970年代からブラック・ミュージックは多くの大人の白人のリスナーにも受け入れられるようにマイルドに洗練されていった。1980年代に入ると、主に西海岸系のスタジオ・ミュージシャンを起用したタイトな演奏、シンセサイザーやリズムマシンを多用した都会的でクールな音作り、メロディアスで甘いバラードを特徴とするブラック・コンテンポラリーのスタイルが築き上げられた。ルーサー・ヴァンドロスがその第一人者として名高い。
1970年代に活躍した多くの黒人シンガー、ミュージシャンがこの波に乗ってヒットを放ち、1980年代においてはブラック・コンテンポラリーがブラック・ミュージックの主流となるほど隆盛を誇った。
また1970年代後半から1980年代前半にかけては、白人の側ではAORと呼ばれる大人向けで都会的なロック/ポップスが流行している。両者とも日本の洋楽ファンの間では高い人気を誇った。
カテゴリ: 音楽のジャンル | ソウル/R&B | アフリカ系アメリカ人の文化