ブレインサバイバー
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ブレインサバイバーは、TBSで3回放送されたクイズ番組。各回の内容は異なるが、総じて記憶力、動体視力、思考力などが試された。
総合司会石橋貴明
目次 |
[編集] 第1回
記憶力を必要とする様々な関門に一般の視聴者30組(5人1組で代表者1名のみが挑戦、残り4名はサポート役(と言っても賞金の規約上の名義貸し))と芸能人4名が挑戦、勝ち残り方式で、最高1000万円の賞金を目指した。
[編集] 1st.survival~gate of thirty~
- 視聴者30名のみが挑戦
- 1冊の本の中に書かれている30個の単語を順番に記憶する
- 覚えた者は本をしまい、別室で先着順に1人ずつ、単語を最初から暗唱していく
- 30個全て正しく暗唱出来れば勝ち抜け、10秒間詰まったり、間違えた場合は覚え直し
- 早く単語を全て暗唱出来た先着10名が次のステージへ進む
[編集] 2nd.survival~four rooms flash~
- 勝ち抜けた10名に芸能人4名が加わり、14名が、1人ずつ順番に挑戦
- 最初に5桁の数字(IDナンバー)が10秒間モニターに映し出され、それを頭に残しつつ、3つの部屋の課題をクリアしていく
- 一つ目の部屋は、8つの映像を記憶する。映し出された8つの映像を覚えて、覚えたと思ったら、ボタンを押す。押した後、先程見せた8つの中に入っていなかった1つを含めた9つの映像が順序を変えて再び現れるので、先程入っていなかった映像はどれかを答える。正解したら次の問題、不正解の場合は再び同じ映像の問題に挑戦。これを3問正解したら、次の部屋へ進む。
- 二つ目の部屋は、4つの言葉を4組記憶する。ABCD4つの言葉が8秒間映し出されるが、その内映像で指示された1つを頭に残す。これを2文字、3文字、4文字、5文字の4組分記憶した後、2文字の言葉から順番に、頭に残した言葉を暗唱する。4組全て出来れば次の部屋へ進めるが、1組でも間違えたり詰まった場合はやり直す。
- 三つ目の部屋は、色の配列を記憶する。5色に塗り分けられた10段の階段がある。階段の手前で提示された正解を覚えて、正解と同じ順番・色で階段を登っていく。10段全て登ったら、次の部屋へ進めるが、1段でも間違えた場合は最初からやり直す。
- 以上3部屋を7分以内にクリア出来たら、最終の部屋。司会者の前で、最初に覚えたIDナンバー5桁を答える。解答権は1回のみで、正解出来ればゴール。不正解だった場合は失格。また3部屋を7分以内にクリア出来なかった場合も、その時点で失格。
- タイムトライアル形式で、3部屋をクリアしたタイムが早くかつIDナンバーを正解した上位8名が次のステージへ進む………予定だったが、実際にそれを達成できたのは7名のみ。ただし、敗者復活戦等は行わず、そのままゴールした7名を次のステージへ進めた。
[編集] 3rd.survival~chain of infinity~
- 7名を、2ndのタイム順に2組(3人組と4人組)に分け、1組ごとに行う
- 一つのテーマに沿った単語を1人2個まで答える。ただし、それまで言われた言葉を最初から順番に答えてから、新しい単語を答えていく。
- 30秒間詰まるか、間違えた時点で失格。
- 各組の最後まで残った1名と、各組の2位の内単語をより多く答えていた1名の計3名がfinal進出
[編集] final survival~limits of thousand~
- 19時間の制限時間で1000個の単語(今回は1000ヶ所の温泉)を覚えた後、1人ずつ順番に順不同で良いので、1個ずつ覚えた単語を答えていく。
- 3回間違えるか30秒間詰まった時点でチャレンジ終了。3人の中で最も多く単語を答えた者が優勝、答えた単語1個につき1万円の賞金を獲得する。
- しかし実際は、収録を1stからほぼ休み無く行った為に、3人の成績は散々だった。その為、制限時間を3日間に延ばして、改めて行った
[編集] 第2回
芸能人16名が参加。記憶力や観察力といった様々な能力(知識は必要とされないクイズが殆ど)を駆使する4つのステージを生き残り方式で戦っていき、優勝賞金300万円を目指した。
[編集] 1st Stage
- オールスター感謝祭で使用されているキーパットが使用して、カードや大食い選手の食べたお寿司の記憶や高速で横切る数字の読み取り等様々なクイズに解答していく
- 全問終了時、正解数の多かった上位12名が勝ち抜け(同数の場合は、解答にかかった時間の合計が短い方が上位)
- このステージのフォーマットは、韓国にあるMBCテレビが毎週日曜日のバラエティ番組のクイズコーナーでも使用されている。毎週、優勝した芸能人の母校に奨学金が贈られる。視聴者が同時に携帯電話で問題に挑戦できるサービスも提供されており、日本以上の人気を持つ。
[編集] 2nd Stage
- 1st Stageの上位者から順番に対戦相手を指名して、1対1対決。勝者が勝ち抜け、敗者が失格。
- 対決種目は3種類の種目の中から決定
- イシバシセンス
- 石橋が、小泉純一郎・田中真紀子・鈴木宗男の3人の政治家の似顔絵が描かれたカードの中から1枚を選んで伏せる
- 対戦する2人も、これまでの傾向や石橋の人間性等から何を出すのかを推理して、それぞれ1枚選択
- 三者が同時にカードを開いて、石橋と同じカードを出していれば成功
- 先に3回連続で成功させた方の勝利(両者同時に3回連続成功した場合はサドンデス形式の延長戦)
- 顔面神経衰弱
- 1~16の映像を選んで行う神経衰弱。より多くのペアを完成させた方の勝ち。
- 絵柄は、ゲームに挑戦しない10名中8名の顔をカメラで写した映像
- 3回勝負で、先に2回勝った方が勝ち抜け
- ハンティングワード
- 提示されたテーマの言葉を、数文字の片仮名の中から選んで作る
- 早押しで解答権を得た後、即座に解答する(少しでも間を空けた時点で不正解扱い)
- 正解すると1ポイント、不正解は相手に1ポイント。先に3ポイント獲った方の勝利。
[編集] 3rd Stage
- しりとり。ただし、それまでに出た単語を順番に全て復唱してから、次の言葉を言った後、次に答えさせる挑戦者を指名する。(サバイバルしりとり と呼ばれた。)
- 復唱の際に言葉を間違えたり、言葉が詰まったまま制限時間が過ぎると失格。
- また、途中で石橋が合図を出して勝手に言葉を1個追加する場合があり、それも復唱しないといけない
- 指名しながらのしりとりを繰り返して、最後まで残った3名が勝ち抜け。
[編集] Final Stage
- 3つの関門を順番にクリアしていくタイムトライアル(制限時間5分)。
- 第1関門「色彩記憶」- 5色に塗り分けられた10段の階段がある。階段の手前で提示された正解を覚えて、正解と同じ順番・色で階段を登っていく。10段全て登ったら、次の部屋へ進めるが、1段でも間違えた場合は最初からやり直す。
- 第2関門「3つのモニター」- それぞれ異なる問題が出題される3つのモニターを順番に突破する。
- 1枚目のモニターは文字の記憶。赤・青・緑の3ヶ所にそれぞれ片仮名1文字が表示される。これを3回記憶した後、指定された色の文字を繋げて読むと出来る3文字の言葉を当てる。
- 2枚目のモニターは言葉当て。モニターに映るアントニオ猪木の唇の動きだけで、どんな言葉を言ったかを読み取る。
- 3枚目のモニターは電話番号の記憶。モニターに映った石橋が読み上げた8桁の番号を憶えて、逆から言っていく。
- 第3関門「ぐるぐる神経衰弱」- まず、台座に置かれた16枚の円形カードの色(の配置)を20秒間記憶した後、5秒間後ろを向く。その間にカードが全て裏返された後、2枚ずつめくって同じ色を揃える。間違える度に、台座が右回りに回転する(回転する角度は90度単位でランダム)。全組揃えればゴール。
- 1人ずつ順番に挑戦して、最も早く全部屋をクリアした挑戦者が優勝
- 優勝者は宇治原史規(ロザン)
[編集] 第3回
4つのクイズが行われたが、各クイズで参加した芸能人の人数やメンバーは異なる。この回の特徴として、クイズの勝者は、白紙の小切手に好きな金額を書き、希望の金額が貰えた。しかし、200万円と書いて破り捨てられた飯島愛の様に、余りにも常識外れな金額を希望すると、司会者の石橋貴明の判断によって拒まれた。