プランク質量

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プランク質量（プランクしつりょう）は、自然単位系における質量の単位である。プランク質量m_Pは以下のように定義される。

m_P = (c / G)^1/2 ≈ 2.176 × 10^-8 kg = 21.76 µg

ここで、cは真空中の光速度、はディラック定数、Gは万有引力定数である。

プランク質量はシュヴァルツシルト半径とコンプトン波長とが一致する質量である。その長さはプランク長である。

プランク質量の2002年CODATA推奨値は2.17645(16) × 10^-8 kgである。ここで、括弧内に書かれた数字は、最後の2桁についての標準不確かさを示す。つまり、(2.17645 ± 0.00016) × 10^-8 kgという意味である。

他の自然単位の値が非常に小さいか大きいかであるのとは異なり、プランク質量の値はほぼ人間が取り扱えるスケール内にある。すなわち、1プランク質量はだいたいノミ1匹、あるいは一般的なコピー用紙(坪量64g)を1mm×0.3mmに切ったものの重さくらいである。

[編集] 関連項目

• プランク粒子(en:Planck particle)