ヘマトクリット値
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ヘマトクリット値は、血液中に占める血球の容積の割合を示す数値。ほぼ赤血球の容積比と等しい。 貧血検査などに利用される。
成人男性で40~50%、成人女性で35~45%程度が正常値であるとされる。生後間もないころは成人時の値よりも高い値を示すが、15歳頃になってくると成人の値に近づいてくる。臨床検査などでは、HtまたはHct等の略号で表されることが多い。
目次 |
[編集] 測定法
- ミクロヘマトクリット法
[編集] 異常値
[編集] 正常値よりも低い場合
- 貧血の疑いがある。
- 何らかの原因で赤血球の数が低下、もしくは赤血球の大きさが小さくなってしまった。
- 妊娠中である。
[編集] 正常値よりも高い場合
- 赤血球増多症の疑いがある。
- 嘔吐や下痢、発汗などによって脱水症状に陥っている。
- 何らかの原因で赤血球の形状が異状をきたしている。
- 白血球数が極端に多い(値が不正確になる)。
[編集] 関連項目
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