ベニコウジカビ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベニコウジカビ(Monascus purpureus)は、糸状菌の一種である。この菌は古来から中国や台湾において、紅酒や豆腐ようなどの発酵食品に利用されている。
また、近年では、この菌が生産する「Manacolin K」などが血清コレステロール降下や血圧降下といった作用を持つことが分かり、健康食品としても注目を集めている。さらに、この菌が生産する赤色色素も天然着色料として注目を集めている。
しかし、この菌は、Citrininという動物に対し毒性を有する物質を生産しており、そのCitirininが製品に極微量ではあるが混入していることを懸念する声も大きい。