ペイパーバック・ライター
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ペイパーバック・ライター (Paperback Writer) |
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ビートルズ の シングル | ||
リリース | 1966年5月30日 (アメリカ) 1966年6月10日 (イギリス) |
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録音 | アビイ・ロード・スタジオ 1966月4月13日,4月14日 | |
ジャンル | ロック | |
時間 | 2分18秒 | |
レーベル | パーロフォン (イギリス) キャピトル・レコード (アメリカ) |
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プロデュース | ジョージ・マーティン | |
チャート順位 | ||
ビートルズ 年表 | ||
デイ・トリッパー / 恋を抱きしめよう (1965年) |
ペイパーバック・ライター (1966年) |
イエロー・サブマリン / エリナー・リグビー (1966年) |
ペイパーバック・ライター (Paperback Writer) は、1966年発表されたビートルズの12枚目のシングル曲でポール・マッカートニー作(B面はジョン・レノン作の「レイン」)。
ビートルズはデビュー以来ラブ・ソングを主に手がけていたが、前の両A面シングル『恋を抱きしめよう/デイ・トリッパー』以降、ラブ・ソング以外の題材も求めるようになった。ポールはデビュー以来初めて、ラブ・ソング以外の楽曲をこしらえようと決意。かつて自身が抱いていた夢に題材を見出し(ポールはビートルズの母体のバンド、ザ・クオリーメンに加入する前、小説家になりたがっていて、有名になってからもその夢を抱き続けていた)、結果この曲を作ったのである。歌詞は「小説家になりたいという夢を訴えかける手紙」のような体裁である。
ビートルズの曲としては初めてラウド・スピーカーを導入して録音した曲で、これによりベースラインがはっきりと聞こえるようになり、以降解散するまでベースギターがビートルズ・サウンドの中核となっていった。ジョージ・ハリスンはこの曲でギブソンSG (エレクトリックギター) を使用している。
ちなみに日本では来日コンサートの直前に発売されており、来日コンサートでの演奏前にポールは「それでは、次に今、トーキョーで一番新しい曲を演奏するよ!!ペイパーバック・ライタァー!!!!」と観客に向けてコールしているが、ジョン曰く「真剣にコンサートに打ち込んでいる時期のものではなかった」のだから音はいまいちだった。なお、この曲はビートルズがコンサートで披露した最後の新曲となってしまった。
[編集] 収録アルバム
- ヘイ・ジュード - 1969年に米国キャピトル・レコード(当時はアメリカ・アップル・レコード)から発売された編集版アルバム
- パスト・マスターズ Vol.2
- ザ・ビートルズ1962年~1966年
- ザ・ビートルズ1
- ラヴ