ホセ・ルイス・カスティージョ

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**ホセ・ルイス・カスティージョ**
基本情報
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本名	ホセ・ルイス・カスティージョ
あだ名	El Temible
階級	ライト級
国籍	メキシコ
誕生日	1973年 12月14日
出身地	ソノラ州, メキシコ
命日
死地
スタイル	オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数	62
勝ち	54
KO勝ち	47
敗け	7
引き分け
無効試合

ホセ・ルイス・カスティージョ（José Luis Castillo, 1973年 12月14日－　）はメキシコのプロボクサー。元WBC認定世界ライト級チャンピオン。メキシカンらしい圧倒的な手数を誇り、しつこく粘り強いボクシングを展開する。特に接近して頭を付け合ったインファイトでは強さを発揮する。メキシコ、ソノラ州出身。

[編集] 来歴

[編集] フェザー、スーパーフェザー級時代

ホセ・ルイス・カスティージョは1990年5月4日に弱冠16歳でプロデビューする。デビュー当初はフェザー級であった。メキシコ国内で試合を重ね、1997年7月4日に7回KOで勝利して全メキシコフェザー級タイトルを獲得する。同タイトルは2度防衛した後に返上し、階級をスーパーフェザー級に上げた。1999年8月14日にスーパーフェザー級でも全メキシコタイトルを獲得し、さらに同年10月16日には空位のIBAタイトルを獲得した。

[編集] ライト級時代

2000年からは階級をライト級に上げて6月17日にはスティーブ・ジョンストンを2-0判定で破りWBC世界タイトルを獲得する。同タイトルを3度防衛した後、2002年4月20日にフロイド・メイウェザー・ジュニアの挑戦を受ける。この試合はメイウェザーの速いジャブに翻弄され3-0判定で敗れ、タイトルも失ってしまう。フロイド・メイウェザー・ジュニアとは同年12月7日にリターンマッチを行うがこれも僅差の判定で敗れた。

しかし、2004年6月5日には、メイウェザーが階級を上げてタイトルを返上し空位となったタイトルを再度獲得した。同年12月4日にはホエール・カサマヨールの挑戦を受けるが、これも手数の差で圧倒し、防衛に成功した。2005年5月7日にはWBOチャンピオンのディエゴ・コラレスと王座統一戦を行う。この試合は10回TKOで敗れタイトルを失う。

[編集] ディエゴ・コラレスとの因縁

ディエゴ・コラレスとは3度の試合がマッチメイクされたが、どれも後味の悪いものとなった。

一戦目 (2005年5月7日)

この試合はWBCとWBOのライト級王座統一戦として大きな興行となる。試合自体は、序盤から接近しての激しい殴り合いの消耗戦になった。10ラウンドに入ると序盤にカスティージョのタイミングのいいパンチが決まりコラレスからダウンを奪った。コラレスは立ち上がったが、誰の目にもコラレスのダメージは大きく見え、ほぼグロッキー状態になり直ぐに2度目のダウンを奪う。立ち上がったコラレスは足元もふらついているように見えたがレフェリーが試合続行を認め、また激しい接近戦が再開され、今度はコラレスのパンチがカスティージョの顎を捉えた。カスティージョはロープに詰まっていたためレフェリーは試合続行を認めず、テクニカルノックダウンを宣言した。結局大逆転の10回TKO負けとなり、カスティージョはタイトルを失う。この試合はレフェリーの試合を止めるタイミングが後々論争を呼んでしまったが、試合自体はお互いの意地を張った見ごたえのある試合となった。

二戦目 (2005年10月8日)

初戦の論争の結果、リターンマッチが組まれたが、カスティージョは前日の計量にパス出来なかった。当日計量にもパスできず世界タイトル戦として組まれた試合であったのに直前でノンタイトル戦となってしまう。試合自体は序盤からコラレスを圧倒し4回KOでカスティージョが勝利した。雪辱を果したかたちになったが、計量パスできなかったカスティージョは試合当日には重量でコラレスを大幅に上回っていたため、また論争を呼ぶ結果になってしまった。