ホラス・スラグホーン
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ホラス・スラグホーン(Horace Slughorn)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズに登場する架空の魔法使いである。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場巻
[編集] 人物
アルバス・ダンブルドアの旧友で、かつて「魔法薬学」教授(スリザリン寮監も兼務)として共に母校・ホグワーツ魔法魔術学校で働いていた。トム・マールヴォロ・リドルは教え子で、彼に闇の不死魔術「ホークラックス」の概要を教えたのもホラスである(後に彼はその事を悔やみ、記憶を改竄して事実を隠そうとした)。
ヴォルデモートの復活を知って以降、マグルの家を転々としながら生活してきたが、6巻でダンブルドアとハリー・ポッターの働きかけを受けて「魔法薬学」教授に復任、元教え子セブルス・スネイプの逃亡後はスリザリン寮監も兼務した。
体質はやや小太り気味で、頭は禿げている。長いセイウチ髭が特徴的である。口癖は「ほっほう」。
「純血主義者」が多いスリザリン寮出身者には珍しく、純血以外の者に対する差別意識が薄い(マグル出身であるリリー・エバンズもお気に入りの生徒の1人だった)。但し、非常に優秀な生徒がマグル出身だと知ると異常に驚いているあたり、若干、差別意識があるようにも見受けられる。
好きな物はオーク樽で熟成させた蜂蜜酒、パイナップルの砂糖漬け、快適さ。有能な人物を見抜く不思議な才能の持ち主で、そうした有能な人物や著名人に自分が影響を与えたと感じる事を楽しむ。6巻ではハリーやハーマイオニー・グレンジャー等に声を掛け、「スラグ・クラブ」を結成していた。
ホラスは「閉心術」に長けている上に「真実薬」の解毒剤を常備している為、彼から秘密を暴き出すのは難しい。