ボブ・フォッシー
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ボブ・フォッシー(Bob Fosse, 1927年6月23日 - 1987年9月23日)はアメリカ合衆国の振付師・映画監督。シカゴ生まれ。1950年代のMGMミュージカルでダンサー兼振付師として活躍した。
13歳で自身のダンス・グループ"The Riff Brothers"を率い、15歳ですでに振り付けをはじめていたという。
その後、ブロードウェイ・ミュージカルの演出を手掛け、「くたばれ!ヤンキース」や「スイート・チャリティ」「シカゴ」で振り付けを担当している。
ダンサーとして映画に出演もしていたが、1968年に舞台の映画化『スイート・チャリティ』で監督デビューした。
1973年には「キャバレー」でアカデミー監督賞を、"Pippin"dでトニー賞を、ライザ・ミネリ主演の"Liza with a Z"でエミー賞を受賞。1年のうちにこれだけの賞を獲得した人物は彼だけである。また、1979年の「オール・ザット・ジャズ」ではカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞している。
1999年、ブロードウェイで上演された、彼のダンスナンバーを集めたミュージカル"Fosse"がトニー賞を受賞した。
果たされなかったが、彼の監督「シカゴ」をマドンナ主演で「シカゴ」を映画化する構想もあったという。
[編集] 主な作品
- スイート・チャリティ Sweet Charity (1968)
- キャバレー Cabaret (1972)
- レニー・ブルース Lenny (1974)
- オール・ザット・ジャズ All That Jazz (1979)