ポピーザぱフォーマー
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「ポピーザぱフォーマー」(POPEE the ぱフォーマー)は、瑞鷹(ズイヨー)とキッズステーションが製作したCGアニメ。
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[編集] 概要
キャラクターや背景が全て3DCGで描かれている。 この作品には台詞はなく、キャラクターボイスや字幕が一切無い。 内容はピエロの「ポピー」と仮面を被った謎の動物「ケダモノ」らによる、ドタバタギャグである。 やたらと凶器を振り回したり、爆弾を炸裂させるなどの残虐な表現もあるのだが、デザインと3DCGの特性を生かした演出の妙で、それがシュールな不条理ギャグへと転化している。
また、原作者である増田龍治・増田若子による漫画化作品が講談社「月刊マガジンZ」で連載されていた。
キッズステーションのほか、BS局BS-i、地上波局チバテレビやサンテレビなどでも放送されている。
2007年3月よりバンダイチャンネルキッズにてインターネット配信中。
[編集] キャラクター
- ポピー
- ヴォルフサーカス団の見習いクラウン。17歳のたぶん男の子。マジック・玉乗り・ナイフ投げ・パントマイム…毎日芸を磨くが、失敗してトラブルばかり。かなりのマイペースで、自分の身を守る為にはなんでもしてしまう暴走型。子供のように単純で、無邪気といえば無邪気。
- ケダモノ
- ポピーの助手。狼の子供かもしれないし、そうでないかもしれない。お人よしで繊細な心を持つ。フライドチキンが大好きな食いしん坊。いつも仮面をかぶって、悲しいときは悲しい仮面を、うれしい時はうれしい仮面をかぶって、感情を表す(前の表情の仮面が取れて、下から新しい表情の仮面が現れる)。毎日ポピーに振り回され、騒動に巻き込まれる損な役回り。カエルに素顔を見られた事があり、カエルによると彼の顔はお母さん似らしい。
- パピィ
- ポピーの父との噂。いつも飄々としていて、完全なるマイペース。まわりの状況をいっさいかえりみず、わが道を進む。その不可解な行動原理で、ポピーをも混乱させる。ポピーは、自分の父親はぜったいほかにいると信じている。
- カエル
- 気づくと近くにいる存在。ポピー・ケダモノ・パピィの騒ぎに巻き込まれたりもするが、いたってクール。彼(?)は今日も跳ね続ける。登場人物の中で唯一言葉を発したことがある。
- 観客
- 壁に描かれている人の絵。ヴォルフ・サーカス団にとって唯一の観客である。
- パオラ
- 頭は象、胴体は車の乗り物。パピィやケダモノとは仲がよいが、ポピーとはイマイチ。
- 宇宙人
- たまに登場しては、酷い目にあっている。
[編集] その他
- 基本、この作品にはセリフはないが一度だけカエルがセリフを喋ったことがある(声優は不明)。なおカエルやパオラは、鳴き声はしばしば発している。
- キッズステーション内での初期のCGアニメなので、放映初期は簡単な説明番組を野川さくらと青柳常夫が出演し、何度か放送されていていた。
[編集] スタッフ
- 製作 添田弘幸・高橋茂美
- 原作 増田龍治・増田若子
- 監督 増田龍治
- 脚本 増田龍治
- 音楽 手塚理
[編集] 商品情報
DVD・CDとも発売は日本コロムビア(現・コロムビアミュージックエンタテインメント)。
[編集] DVD
- ポピーザぱフォーマー Vol.1
- ポピーザぱフォーマー Vol.2
- ポピーザぱフォーマー Vol.3
- ポピーザぱフォーマー DVD-BOX
- POPEE the MANIAX
[編集] CD
- オリジナル・サウンドトラック『P.O.S.T.&K.O.T.』
- POPEE the クラウン 歌:青柳常夫
[編集] コミックス
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- 講談社・マガジンZ連載。
- 2002年12月初版 ISBN 4063301931
[編集] 関連記事
- ガラクタ通りのステイン
- キッズステーション