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アニメ - Wikipedia

アニメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アニメとはアニメーションを用いて構成された映像作品のことである。

日本語の「アニメ」という語は単にアニメーションの略で製作国等は関係無い。例えば、アメリカ合衆国のディズニー製作映画は単にディズニーアニメと呼ばれ、ディズニー公認の絵本、ノベライズ版にもそう銘打ったものがある(講談社ディズニーアニメブック、偕成社ディズニーアニメ小説版等)。

目次

[編集] 定義

日本国外で「アニメ」と言う場合は、日本で制作されたアニメーション作品、あるいはそれと同種の作風を持った作品のことを指すことが多い。本項では特に日本で製作された商業用アニメについて解説する。なお、ジャンルに応じて独立した項もあるので、各自の項も参照されたい。

[編集] アニメのジャンル

[編集] 媒体別

※近年になって多種多様な媒体が次々と登場している。

[編集] 対象層別

[編集] ジャンル・題材別

[編集] 「アニメ」という語の成立

当初の日本では「アニメーション」「アニメ」という語はあまり用いられず、「漫画映画」または単に「動画」と呼ばれていた。

アニメーションという語は映像業界の専門用語で、その略である「アニメ」という語も一般には普及しなかった。

テレビでアニメーション番組が放送されるようになると、「テレビまんが」などという語が使われた。最初のテレビアニメ番組とされる「鉄腕アトム」では、本放送当時「テレビマンガ」という表記を使っていた。このためか中高年を中心に現在でも「アニメ」を「まんが」と呼ぶ者もいる。

「アニメ」という用語の最初期の使用例は、雑誌『小型映画』1965年7月号で現れる。ただしこの雑誌も映像制作者向けの専門雑誌であった。『小型映画』は、1965年6月号までは主に「アニメーション」という語を使用しており、この頃から映像業界内で「アニメ」という語が一般的になりはじめたとみられる。

一般向けに「アニメ」という語をタイトルに用いた最初期の例は、1968年偕成社絵本のシリーズ名に「名作アニメート絵話」という語が現れる。ただしこれは、animationの動詞形のanimateを日本語読みにしたもので、「アニメーション」を略したものではない。

1969年公開のアニメーション映画『千夜一夜』は、「アニメラマ」という語を用いた。これは、アニメーションとドラマの合成語である。アニメラマはシリーズとなり、1973年公開の第3作まで続いた。

単に「アニメ」という語を用いた最初の書籍タイトルは、1975年ポプラ社の絵本シリーズ名「テレビ名作アニメ劇場」とみられる。

同年には日本アニメーションが創設されており、同社制作番組だけとはいえ、毎週、テレビのアニメ番組内で、社名の一部として「アニメーション」という語が表示されるようになった。

1978年に雑誌アニメージュの刊行が始まり、その後数年で誌名に「アニメ」を含むアニメ雑誌が相次いで発刊されると、アニメという語は急速に普及し、1980年頃を境に「テレビまんが」「動画」という語はほとんど使用されなくなった。しかし前述の通りアニメに関心のない中高年の世代の人は、現在でもアニメを「まんが」と呼ぶことがある。

[編集] 日本語外での輸出

animationという語をどう略しても、animeにはならない(eという文字がもともと存在しない)。このため、英語ではanimeは、animationの略ではなく、日本語由来の外来語だと考えられている。また、animeという綴りでは「エイニム」または「アニーム」という読みとするほうが英語としては自然で、animeとつづって「アニメ」と読むことからも、外来語とみなされることが多い。animationの動詞形のanimateを意味するフランス語を活用させると、animéという綴り方があり得ること、また、英語でもしばしばアニメはaniméと綴られることから、フランス語由来だと考えられたこともあるが、現代ではこの説はあまり信じられていない。英語以外の言語圏には、英語からさらに輸出される形で移入された。

1975年末、アメリカ合衆国で家庭用ビデオデッキが発売されると、1976年2月に、各地で放映されていたテレビ番組を録画して見せ合う活動が始まった。1977年にはこの種の活動を行う専門のサークルが活動を開始した。フレッド・パッテン(Fred Patten)によれば、この時点(1977年当時)で既に日本製ロボットアニメを指す語としてanimeという語が用いられていた。ただし、この語は愛好家たちの隠語か専門用語に近く、一般には広まらなかった。

1991年にアメリカ合衆国でThe Society for the Promotion of Japanese Animation (略称SPJA)が発足し、翌1992年から毎年「Anime Expo」という催しを開催するようになると、animeという語は急速に普及した。

[編集] 日本のアニメ、anime

戦後日本においてアニメ作品の主流は他の地域と異なる方向に発達し、かつ大きな発展を遂げた結果、明らかに固有の様式をもつに至っている。これら日本製ないし日本風である“日本のアニメ”は、日本以外では特にanime(アニメ)と呼ばれ他のanimation(アニメーション)と区別されている。 米国では、ANIMEはMANGAと同じで日本語という感覚で用いており、animation→アニメ→animeと数少ない逆輸入語であり、かつ文化用語でもあるために、大学の講義題材として取り上げられている。

このanimeという用語の他に「ジャパニメーション(Japanimation)」という呼び方もある。この用語は1970,80年ごろ北米で発生して良く使われたものだが、今では余り使われていない。むしろ現在では、日本のマスコミが(広義の)アニメーションと区別するための日本語になっているのが現状である。

この「ジャパニメーション」という言葉は現在、「日本発の文化や人種」に対する「蔑称」「偏見」であるという意見が、海外のファンの間では支配的なようであり、今の若い世代はJapanimationをjapan-animationの略だとと受け取りにくく、Jap の Animation と読め、Japは日本人の蔑称であるためである(an 音節が繰り返しているため、ひとつが脱落したものと思われるが、このようにも読める)。真摯なファン(OTAKU)は日本のアニメを anime と称し、批判的な者が Japanimation と称するという見方もある。ただし、北米の昔からあるビデオ販売店の表記ではまだ使われている。

この他に「ジャパニメーション」とは、例えば性的・暴力的なシーンをカットしたり、タツノコプロの「超時空要塞マクロス」「超時空騎団サザンクロス」「機甲創世記モスピーダ」といったそれぞれ独立した作品を、米ハーモニーゴールド社が編集して「ロボテック」という長編シリーズに仕立てあげたような、日本アニメーションを輸出向けに改編したもののみを指すのだという解釈もある。

大友克洋士郎正宗を擁して、アニメ化に出資した講談社は、「AKIRA」「攻殻機動隊」が海外で人気を博していると称して、「ジャパニメーション」という用語を戦略的に使っていた。

日本アニメとアニメ全般の呼び名
日本アニメ アニメ全般
日本語 日本アニメ
ジャパニメーション
アニメ
アニメーション
英語 anime
japanimation(現在では稀)
animation

※「アニメ」がアニメ全般を指すのに対し、「anime」は日本アニメを指す。

[編集] 日本のアニメの特徴

日本のアニメの特徴は、その成立過程に密接にかかわっているため、まず特徴を、そしてその歴史を続けて述べる。

  • ほとんどがリミテッドアニメで、1秒間に使われる絵(動画)の枚数は8枚が基本である。ただしこれは動かす場合のときであり、常に1秒間に8枚の動画を使うという意味ではない。ディズニーアニメに代表されるようなフルアニメ作品は少ない。
  • 左右に長い静止画をスクロール(パン)させる演出(カメラワーク)が多用される。これも作画枚数の節約である。主に競技場の観客席やパーティ会場など、人物が多くにぎやかな状態を演出するために使われる。また、静止画そのものが使われることもある。
  • 以前に使われたシーンと全く同じシーンを繰り返して使用する、バンクシステムという技法が多用される。これは、連続テレビアニメでの前回までのあらすじの説明、ロボットアニメの合体シーン、魔法少女アニメの変身シーンや、主人公がしゃべるシーンなどでも使われる。あるいは背景画のみを差し替えて、全く別のシチュエーションで利用することもある。
  • 制作費が非常に安い。
  • 内容が多種多様であり、作家性の高いものも多い。
  • 1回30分(これはCM等を含んだ番組枠の長さで、実際の映像は24分程度)の番組を毎週放映する、連続テレビアニメという形態をとる作品が多く、劇場用作品の比率は低い。

[編集] 歴史

詳細な歴史については、アニメの歴史を参照のこと。

それまでも劇場用アニメなどは作られていたが、最初の連続テレビアニメ番組、『鉄腕アトム』の放送が開始された1963年1月1日をもって日本商業アニメの創始とするのが通例である。これ以前の歴史についてはアニメの歴史の頁を参照のこと。

このとき制作を指揮した原作者の手塚治虫は、極端に低い制作費で番組制作を請け負い、回収できない部分を本業である漫画の原稿料・再放送・海外輸出・版権ビジネス(マーチャンダイジング、アニメ番組のキャラクターの絵のついた製品の製造権を玩具・文具・菓子メーカーに売るビジネス)によって制作費を回収するという現代の日本アニメに通じるビジネスモデルと共に後々に至るまで制作費が安く抑えられる状況を作り出したが、もし制作費が高かったら日本製テレビアニメ番組の制作開始は10年近くは遅れただろうという指摘もある。

制作費が安いため、海外製アニメーション番組のような美しいなめらかな画像は作れず、絵の荒さを克服するため脚本が特に重要視され、数回、数十回に渡って長いストーリーを展開する日本独特のアニメ番組が作られるようになった。また、安い資本で参入可能だったため、1960年代から数多くのアニメ制作スタジオが設立され、アニメ番組の本数や題材はさらにバラエティに富むことになった。

テレビアニメの成功は、劇場用アニメ映画にも広く影響を与えた。1960年代から1970年代までは、テレビアニメを再編集しただけの映画が劇場公開され、それぞれが比較的良い興行収入を得た。1980年代以降は、放送中のテレビアニメ番組の新エピソードを映画として公開する手法が取り入れられている。2000年を過ぎると、日本映画はアニメなしでは成り立たないといわれるほどアニメ映画の比重は増加した。2002年度、2003年度の日本映画興行収入上位10位までの内、7つから5つはアニメ映画であった。

アニメ制作の大きな変革は、主に2回あった。

最初のテレビアニメは白黒だったが、1965年、最初のカラー連続アニメ番組ジャングル大帝が制作された。この後数年で他のテレビ番組と同じようにカラー化が行われ、1968年ごろにはほぼ全作品がカラー化された。

以前はセルと呼ばれる、透明なフィルム状のシートに描いた絵を取替えながら撮影する制作方式がとられたが、1995年、セルを使用しない最初の連続CGアニメ、『ビット・ザ・キューピッド』が制作され、1997年には東映動画がほぼ全作品の彩色をデジタル化。現在では他プロダクションも一部作品を除き彩色はすべてデジタル化され、セル制作はほぼ消滅している。現在毎週新作でセル制作をしている作品は実質的に『サザエさん』のみである。

更に、近年のコンピュータ技術の発達により、アニメ制作のすべての過程をデジタル化し、3DCG(3次元コンピューターグラフィックス)を使用したフルデジタルアニメーションの制作も多くのアニメ制作スタジオで行われている。このようなデジタルアニメーションの登場によってコストの削減が進み、短期間でのアニメ制作やアニメ制作本数の増加が生じた。

アニメ流通の大きな変革は、1983年に登場したOVAである。これは、テレビ放映も劇場公開もされないアニメで、ビデオソフトの形で市場に流通する。家庭用ビデオデッキの普及により、レンタルビデオ店と一般消費者が購入するビデオソフトの売り上げ代金だけで製作費の回収が可能になった。最初のOVA作品は、ぴえろ制作の『ダロス』である。OVAの登場により、スポンサーの玩具メーカーの意向を聞かずに作品制作ができるようになったため、さらに作家性の高い作品が多く生み出されることになった。

OVAはそれまでのテレビアニメのような児童・ファミリー向けのものは少なく、それより高年齢の10代から40歳代程度の独身男性をターゲットにしたものが多い。これはそれらのビデオソフトを購入できる金を持つ層に合致するためである。この後、アニメは、児童・ファミリー向けのテレビアニメと、高年齢の独身男性向けのOVAに二極分化する時代を迎え、それは現在も続いている。OVAはテレビアニメにも大きな影響を与えた。現代ではOVA的特徴を持つアニメがテレビ放送されることもある。ただし、深夜帯だったり、ケーブルテレビ、独立UHF放送局での放送であることが多く、それらのOVA的特徴を持つアニメの視聴者は依然、特定の趣味者だけに限られ、他の層には広がっていない。これらの趣味者を総称しておたくと呼ぶこともある。詳細はおたくの項目を参照のこと。

[編集] アニメの現在

日本におけるアニメ作品は大半がテレビアニメ番組となっている。詳細はテレビアニメの項を参照されたい。

OVAや劇場版は時間の制限が無く、元々OVAは60分から90分程度の長さで1巻完結の作品として制作されたものが多かったが、シリーズ物が増えるにつれ次第にテレビアニメと同じように主題歌込みで24分程度を1エピソードとした数本単位で制作されたものが主流を占めるようになった。これはテレビアニメと同じく後にテレビ局に放映権を売るときのことを考えているためだとも言われる。映画は数分の短編から2時間の大作まで様々である。

アニメは娯楽の世界だけでなく、教育などの分野にも広がっている。かつて、教育映画は実写のドキュメンタリーが主軸であったが、現在はアニメのものも増えている。1980年代は幼児向けに限られていたアニメの教育映画が、1990年代以降、中学生向け程度にまで広がった。また、歴史、人権、納税啓発、広報ビデオなどにも広くアニメが使われている。10~20分程度の作品が多い。

1930年代から当時の文部省は教育映画の一環としてアニメ製作を奨励していた。また、1970年代のアニメ映画にも、文部省選定映画は多くある。このように特に日本政府はアニメを無視していたわけではないが、政府組織などによるアニメの評価は近年上昇したと言われる。これは、1997年から、教育白書でアニメへの言及が行われるようになったというのを根拠としている。

2004年5月、アニメや漫画など日本のソフト産業の保護・育成に官民一体で取り組むための「コンテンツ法」が参院本会議で全会一致で可決、成立した。

将来、少子化による国内向けアニメの需要減少が懸念されている。其の為か近年は大人の視聴者をターゲットにしたアニメ作品が増加している。

[編集] 数値

アニメだけを対象にした数値的な統計ははっきりとは採られていない。山口康男『日本のアニメ全史』によれば、全世界の放送局で放送されるアニメーション番組の内60%が日本製であると言われ、山口は日本製アニメの市場規模は日本国内では2000億円、国外で2兆円から3兆円と推定している。これには、テレビアニメ製作費、映画の興行収入、ビデオソフトの売り上げや玩具メーカーなどからの版権使用料の内、アニメ制作会社が受け取る分をすべて含む。山口の著書によれば2003年4月現在でのテレビアニメのタイトル数は81本である。本数は増加傾向であり、この本数は史上最高である。

デジタルコンテンツ協会による2003年度調査(映画のみ2002年推計)によると、日本国内のアニメの市場規模は3739億円(うち映画興業収入377億円)で、制作会社の売上高は約966億円(うち映画興業収入約100億円)。

[編集] アニメと周辺文化

アニメは他の映像文化・児童文化・活字文化等に密接に関わっている。特に漫画との結び付きが強い。ごく初期にはアニメは漫画映画と呼称された時代もあり、漫画とアニメはしばしば混同されたり同一視されたりした。現在も若干その傾向は残っている。また、アニメ化される作品の大多数は漫画が原作である。また、原作にはほとんどが日本の漫画、それも人気作が選ばれる。一方、漫画の方もアニメの影響を受けつつ成長して来た。

この他、児童文化に与えた影響も計り知れない。現在、日本に生まれて育った子供がアニメを全く見ずに成年まで成長するのはまず不可能でさえある。

勿論、アニメは他文化に影響を与えただけではなく、多くの影響をそれらの文化から受けて来た事も事実である。例えば、ある種の玩具娯楽が流行し、それを題材に取った漫画が作られ、更にアニメ化された例も多い。スーパーカーブームを題材とした『グランプリの鷹』『激走!ルーベンカイザー』『とびだせ!マシーン飛竜』、ゲームブームの『ゲームセンターあらし』、ミニ四駆ブームの『ダッシュ!四駆郎』『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』などである。

[編集] アニメへの批評・研究

アニメに関する批評は、1917年の「活動之世界」誌9月号掲載の幸内純一の作品への批評が日本における初めてのアニメ作品に対する批評とされる。以後、アニメへの批評については「キネマ旬報」「映画評論」など映画雑誌が主要な発表の媒体となり、新作への批評という形で行なわれてきた。1950年代になると、大手資本による東映動画が設立。年に1作のペースで長編作品が定期的に制作されるようになると、朝日新聞など一般紙の映画欄でも扱われるようになった。それは映画作品というくくりでの扱いであった。

1977年には山口且訓と渡辺泰の共著による『日本アニメーション映画史』が刊行される。今日に至るも参考資料として挙げられることが多く、発行時点までの日本アニメ史をまとめた基本文献として地位を確立している。海外アニメーションやアートアニメーションの評論については、1966年に『アニメーション入門』を著した森卓也やおかだえみこらが独自に活動をしていた。

一方、1963年の『鉄腕アトム』に始まるテレビアニメーションについての批評と研究については、1970年代末に始まるアニメブームを待たなければならなかった。アニメブームが到来すると、これまで「テレビまんが」「紙芝居」として、評論の対象にならなかったテレビアニメの作品群とそのクリエイターにスポットライトが当たるようになった。その担い手はテレビアニメによって育った世代によるものである。この頃に創刊されたアニメ雑誌は、かねてより同人誌で活動していたファン出身のライターの力を借りて誌面を構成していた。氷川竜介、小黒祐一郎、原口正宏、霜月たかなか、中島紳介らは学生アルバイトから始まり、2000年代以降もプロのライターとして活発に活動している。「アニメージュ」誌はクリエイターの作品歴を系統的に紹介することに力を入れ、「アニメック」誌と「OUT」誌の初期においては評論記事と読者投稿による作品評論が一つの売り物にもなっていた。しかし「Newtype」誌が登場した1980年代半ば以降はアニメ誌はクリエイターや研究などのマニア的な記事から、キャラクターやグラビアを重視した作りに軸足を移していく。批評と研究を中心とした専門誌には、1998年創刊の「動画王」誌、1999年創刊の「アニメ批評」誌、2000年創刊の「アニメスタイル」誌などの試みがあったが、いずれも短命に終わり、「アニメスタイル」はインターネットのweb上で継続することとなった。定期刊行物の一方で、マニアックな研究本は人気作品や人気クリエイターのものを中心に継続的に発行される状況にある。

ファンによる批評活動の媒体としては、アニメブーム以前より存在する同人誌によるもの。1980年代半ばまでを全盛期とするアニメ雑誌の読者投稿欄。1980年代半ばから1990年代前半までのパソコン通信電子掲示板1990年代半ば以降のインターネットがある。

1998年10月には、日本で初めてのアニメの学術的研究を趣旨とする「日本アニメーション学会」が設立された。

[編集] 高年齢層のアニメのファン層の文化

1970年代初頭まで、テレビアニメは子供番組の一部と認識され、青年であるにもかかわらず、アニメだけを好んで見る趣味者がいることは知られていなかった。1977年8月、映画版『宇宙戦艦ヤマト』公開日に徹夜組が出たことで、アニメを好んで見る趣味者がいることが一般にも知られ始めた。これらの趣味者がいつ頃から存在していたのかについては研究がないが、ヤマトのテレビ本放送(1974年)以前にはほとんど存在しなかったと考える研究者が多い。

ヤマトのヒットを契機に、翌年から数年で数誌のアニメ雑誌が創刊されると、それら趣味者同士が雑誌の文通コーナーなどを通じて連絡を取り合うようになった。これらの趣味者は当時アニメファンと呼ばれ、また、本人たちも主にそう自称していた。これらの趣味者の多くは、当時、中学生・高校生であった。これ以前にも、子供向けでない劇場版アニメーション映画がヒットしたことはあるが、その世代と1977年以降に存在が知られはじめたアニメファンとは世代的に断絶していると考えられている。これらの趣味者同士の主な連絡・情報収集手段は、1980年代以降、文通の時代から後述する同人誌即売会へと移った。1990年代以降は、インターネットなども連絡・情報収集手段として使われるようになっている。

これらアニメ視聴を趣味とするファンまたはファン層は1990年代以降、おたく、特にアニメ好きのおたくはアニメオタク(アニヲタ)と呼ばれている。そしてこれらのファンの中から、単にアニメを視聴したりOVAや関連グッズを買うという、趣味として一般的な楽しみ方以外のことに楽しみを見出す者が多く現れた。その代表的なものが「同人誌」文化である。同人誌と呼ばれる、自分の好きなアニメのファンブックを自作するという趣味を持つ者が多く現われ、それらのファンブックはコミックマーケット(いわゆるコミケ)などの同人誌即売会イベントや、同人誌の販売を委託する店などで頒布・売買されるようになった。特にコミックマーケットは、内容によって参加者を拒否しないことを理念としたため、1970年代後期以降、アニメ愛好者の参加者が爆発的に増加した。

この同人誌分野は、アニメとの繋がりの深い「マンガ」の同人誌と融合することで、また他の様々なオタク文化を巻き込むことで1990年代後半には爆発的に成長し、日本ではこれらの趣味者が百万人単位で存在するとも言われる。その結果、今日では同人誌流通は個人的趣味・自費出版の範囲を超え、同人誌文化それ自体が半ば一つの商業マーケットとしてみなされ、独立する状況となっている。こうして、本来は「消費」が主体であるべき趣味活動に「生産」の要素が加えられ、趣味本体(アニメ)に付帯する新たなマーケットがアニメファンの手によって創り出された。このように分野を派生させるだけでなく自らも生産者となり、しかも大きなマーケットにまで発展させるというのは、アニメ(及びマンガ)以外の物を趣味とするファンの間ではあまり例の無いことである。同人誌文化について詳細は、同人誌コミックマーケットの項目を参照のこと。

この他、アニメに声で出演する役者、つまり声優(多くの場合は女性声優)のファンも存在する。アニメオタク全体に比べて数は少ないが、熱心なファンが多く、それらのファンのみを対象にしたイベントや声優のCDなどが数多く企画されている。またアニメでのアテレコを担当するのみでなく、歌手としても活動する声優も多い。彼女(彼)らはアイドル声優などとも呼ばれ、大規模なコンサートも度々開かれている。これらの声優の出演するDVDソフトやCDは必ず買う、有料イベントに必ず参加する、という献身的なファンによって活動が支えられている。こうした応援行為は、いわゆる「アイドルのファン」と同じである。こうして現在では声優もアイドル産業の一端を担っている。これらの文化の発展において、人口が多い第二次ベビーブーム世代の存在は大きかったと考えられる。

1990年代に活躍した國府田マリ子椎名へきる林原めぐみはアイドル声優というジャンルを定着させた声優と言える。


[編集] アニメソング

アニメ作品は、テレビアニメ、OVA、劇場用アニメを問わず、ほとんどに主題歌がある。また、主題歌のほかに挿入歌が作られたり、本編ではまったく使わないイメージソングなどがつくられることもある。これらの楽曲は大多数の場合サウンドトラック(サントラ)盤として販売される。詳細はアニメソング(アニソン)を参照のこと(テレビアニメに関してはこの項も参照)。また、作品世界に沿ったドラマCDやイメージアルバムなどの関連音源を制作する例も多い。

[編集] 各種音源制作形態について

スターチャイルド(キングレコード)ジェネオンエンタテインメントビクターエンタテインメントなどの大手レコード会社の中には、映像制作と各種音源(主題歌やサウンドトラックなど)制作を自前で一括で行ったり(ソニーミュージックグループのアニプレックスや、エイベックスグループのavex modeのように、専門レーベル会社を設けている例もある)、老舗的存在のコロムビアミュージックエンタテインメントや近年ではその勢力を伸ばしているランティスなどのように各種音源制作に専念している例もあるが、近年では先述の自前で一括制作方式を取る会社でも、音源制作を他社と分担する作品が増えている(テレビアニメで顕著である)。

[編集] 日本のアニメと海外アニメーション作品の違い

『鉄腕アトム』の時代から、アニメはキャラクターグッズ化によって制作資金回収を行うという独自のシステムが形成されていた。鉄腕アトムの制作者手塚治虫は、ディズニーアニメの販売戦略を真似たともいわれるが、日本のアニメはディズニーのそれとは別の道を歩むことになった。

現代、ディズニーアニメは製作費が高騰し、全世界で配給して多くの年齢層の観客をとりこみ、できるだけ多くの興行収入を確保するというシステムになっており、それに伴ってストーリーや題材も当たり障りがなく、どこからも苦情が来ないようにあえて工夫されて作られているものが多くなりつつある。

これに対して日本では、ディズニーのようなアニメの巨人が存在しなかった。多くのアニメスタジオが競って作品を作ったため、作家性の薄いもの、強いもの、個性的なもの、平凡なもの、当たり障りのないものなど、おびただしい数と種類のアニメ作品が生まれた。現在も少人数、低予算で制作されるという点は変わっておらず、これが欠点であり武器でもあるという点も変わっていない。

[編集] アニメに対する意見

アニメージュ07年1月号の中で「今のアニメは漫画を原作としアニメ化するのが普通だが、最近では本当に売れている漫画はドラマ化や映画化するのが主流となっている。ドラマ化は視聴率も深夜アニメの10倍以上、例えば06年12月放送の“のだめカンタービレ”が代表的である。視聴率は20%代、コミックは1600万冊以上を売り上げるヒットとなっている。つまり、確実に売れる作品はテレビ局に持っていかれてしまう。現在アニメ化されるのは“一部の男女にしか受けない”二流漫画。その上アニメ化したところで殆どが深夜放送や地方放送のため多くは収益が見込めない。アメリカやフランスで日本アニメはポピュラーなものとなっているが、彼等は全盛期の作品しか見ていない。クオリティーが低下しつつある現状は殆ど知らない。」と言っている。

[編集] アニメの輸出

アニメの輸出について、詳細はアニメの歴史を参照のこと。

アニメはごく初期、1963年から日本国外に輸出されていた。最初に輸出されたアニメは『鉄腕アトム』で、日本での放送開始から8ヶ月後に、アメリカ合衆国のNBC系列局で放送された。この後もアメリカや北米向けの輸出は続いており、輸出金額では過半数が北米向けが占めるとも言われる。

また、1970年代にはほとんど時差無くして北東アジア圏、東南アジア圏にてアニメが放送された。 だが同時にアニメの日本文化の影響が強い表現や、性的な物を示唆する表現は徹底的に排除される傾向にあった。 1980年代になると、東南アジア圏では性的な表現を除き、日本文化的な表現も受容されつつあり、再評価されている。 好まれるアニメは日本と大して変わらず、また『ドラえもん』は教育的であるとさえ言われた。

だがこの時代における北東アジア、東南アジアへのアニメの輸出は、さほど日本でアニメの国際化に寄与したと言う評価は得られなかった。 現在においては、香港、タイ、台湾などではほぼ1週間程度の時差で日本で放送されているアニメが放送されており、文化的な距離を縮めつつある。

ヨーロッパへの輸出は1970年代に開始された。アニメは制作費を短期間で回収するために、安価で多くの国へ輸出する販売戦略がとられたため、放送先は世界各地に広がった。現在では、北米、南米、ヨーロッパ、南アジア、東アジア、ロシア、オーストラリアなど放送地域は全世界に広がっている。各作品毎に集計したものはあるが、全体として具体的な統計などはとられていない。

輸出先では内容の大きな改変が行われることが多い。特に暴力的なシーンについての反応は、日本より海外で拒否反応が激しいことが多い。また、日本製だということで警戒されることもあり、スタッフ名が削除されたり、各国風に書き換えられたりして放送され、当の視聴者が日本製だと知らないでいることも多い。

動物アニメや世界名作ものは比較的広い地域で受け入れられているが、日本の生活風景が出るもの(『ドラえもん』など)や、特定の国を扱ったもの(『ベルサイユのばら』など)は、受け入れられるかどうかは国によって大きく異なる。文化の違いとしては、前出の『ドラえもん』はなまけものの主人公をロボットが手助けする話であり、アジアで好評価を得るが、いわゆるヒーロー的な男性を尊ぶ北米では受け入れられず、放送されていない。また逆に、『超電磁マシーンボルテスV』のように、日本で特に評判にならなかった作品が、特定の国だけで爆発的な人気を呼ぶこともある。その他、北米など一部地域では性的描写の規制が日本より緩い場合があり、対米向け作品を横流しし、国内で流通させる店舗が出て小さな問題になっている。

東アジアでは正規な契約の基にテレビ放送されている作品もあるが、無許可で各国語字幕付きのDVDなどが作成されて流通しており、問題になっている。また、ファンサブ活動によって作成されたデータも、違法に全世界で流通している(ファンサブについては後述)。

[編集] 海外での主な評価

日本のアニメは前述した通り、ディズニー作品に慣れた外国では暴力的・性的なシーンを含むために多く批判される(だが、実際はアメリカ制作のアニメであってもHAPPY TREE FRIENDSのような作品もあるにはある)。また、アニメに登場するキャラクターの容姿が幼児に見え、幼児性愛好者を増長させているとの指摘もされ、ニュージーランドではOVAぷにぷに☆ぽえみぃが政府機関により発禁指定を受けたりもしている。しかしながら、日本において幼児性愛好者が起こした犯罪は他国と比較して圧倒的に少ないとの指摘もある。この問題は現在も議論中であり、結論は出ていない。

逆に、フランスの美術評論家エルベ・シャンデスは、アニメを中心とする日本おたく文化を「21世紀のジャポニズム」と評し、これらの文化が欧米の文化に大きな影響を与えていると主張し、おたく文化を擁護した。

[編集] 北米のファン活動

この小項目では主に北米でのファン活動について述べる。日本で紹介される海外でのアニメの評価は、これらのアメリカ合衆国の熱心なファンの反応や活動であることが多い。もちろん、アメリカは金額で最大の輸出先でもあり、日本アニメのファンも多い国ではあるが、それらの評価は日本と同様、高年齢向けアニメの評価が相対的に高い方に偏っていること、実際のアニメの輸出先はアメリカだけではないこと、児童・ファミリー向け作品も数多く放送されているが、それらの作品への評価は日本と同じように少ないことにも注意する必要がある。

アメリカでの日本アニメのファン活動は1976年にテレビを録画したアニメの上映会が始まることによって開始された。1980年代まではおおむねこのような活動がささやかに行われていたが、映画『AKIRA』(1988年)が1989年に世界公開されたことを発端に、日本には高年齢層向けのアニメが存在することが知られ始めた。『AKIRA』は大規模な公開はされず、世界各地の芸術系映画館で小規模な上映会を巡回的に行うという配給方式がとられたが、これが元で逆にアニメは芸術作品であるという見方もされるようになった。そして、世界各地の観客たちに確実に強い印象を与え、日本と同じように熱狂的なアニメファンを産むことになった。ただし、そのファン層は日本と同じように一部に限定され、それ以外の層への浸透はまだまだ進んでいない。一部のアニメファンサイトはアメリカ共和党の政治家にアニメファンが居る事を知ると狂喜してネット中にその事実をばら撒いた。逆に言えば、それほどアニメファンは一般的でなかったということでもある。

これらの熱心なアニメファンは、現在でもアメリカ合衆国に多い。多くは、放送されている作品や、北米でソフト化されている作品だけに飽き足らず、日本で放送中のアニメをほぼリアルタイムで字幕つきで見る、ファンサブという活動を行っている。これは、日本でテレビ放送されたアニメ番組をパソコンのP2Pソフトなどで入手し、手製の字幕をつけてインターネット上で配布するという活動である。ただしこの活動は違法である。ファンサブについて詳細はファンサブの項目を参照のこと。

アニメコンベンションの人気は拡大するなど、アニメファン自体は増加傾向にある。

[編集] パッケージの販売形態

各種テレビアニメOVA劇場アニメに更には近年登場のWebアニメなど、最近の作品は殆ど全てがパッケージ化されている。家庭用ビデオデッキが登場ないし普及する以前の作品に関してもパッケージ化が進んでいる。

ビデオデッキ全盛期はやはりビデオテープによるビデオソフト販売が主流であった(レーザーディスクはディスク自体がLPレコードと変わらなかった事などからマニア向けに留まった)が、DVD登場後はプレイステーション2のDVD再生機構が登場当時のユーザーに大きく受け入れられた事や、後に低価格プレイヤーが多く販売され、更にはDVDレコーダーの普及もあって、現在では各種店頭で販売のパッケージ版は殆ど全てDVDとなり、レンタルビデオ店でもDVD取り扱い率が高まりつつある。

ちなみに次世代型のBlu-rayもしくはHD-DVDソフトは対応プレイヤーがまだまだ普及していない事もあって、2007年2月現在で数えるほどしか販売されていない。

テレビアニメの場合
現在のDVDソフトの相場は様々であるが、番組スポンサーからのCM収入で制作費を多く回収出来るレベルの新作人気全日帯アニメは比較的低価格[2]で、深夜アニメなどのマニア向け作品は高額[3]な傾向が強い。
なお、古めの作品に関しては、時と共に劣化した原版フィルムリマスター制作作業にかかるコスト等の関係で比較的高額な価格設定になる場合もある[4]
それ以外の場合
劇場アニメに関しては作品によって大きく異なるが、近年は洋画DVDの販売戦略に影響されて薄利多売の傾向が強い。OVAなどパッケージの販売収入によって制作費を回収する作品に関しては高額な傾向が強い(かつては1本あたり万単位の作品も存在していた)。

更にパッケージ版の特殊な販売形態として、通常版に加えて各種特典類(上記の各種特典映像やグッズ類など)を付けた

  1. 『初回限定版』も販売
  2. DVD-BOX版[5]も販売(この場合、BOX版の方が通常版より先行発売される例が多い)

上記の各ケースは販売会社側の戦略として、高付加価値を付けたバージョンを同時もしくは先行販売する事で利益率を上げる狙いから行われる例が多い(これらは各種ゲームソフト類でも同様の例が少なくない)。

また、各種アニメショップなどの販売店舗(通信販売も含む)でも以下の販売戦略が行われる例も多い。

  1. 通常版より早い発売スケジュールや特典を付加した『先行版』を販売
  2. 各販売店舗限定の特典類を付ける

上記の各ケースは各販売店舗側の戦略として、他店舗との差別化の為に行われる例が多い(先述のように各種ゲームソフト類でも同様の例が少なくない)。

[編集] 作品リスト

[編集] アニメ作品一覧

これ以外のアニメはアニメ作品一覧を参照のこと。

[編集] 代表的な作品

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ 関西圏中京圏では準キー局広域局で放映、更に準キー局もしくは地方局で先行放映の作品が関東圏では独立U局で放映の例も含む為。
  2. ^テニスの王子様』や『ケロロ軍曹』などは4話収録で3990円。
  3. ^ 1話辺りの単価が2000~4000円程度かそれ以上のものもある。
  4. ^ 2006年にようやく発売された『機動戦士ガンダム』のDVD-BOXは、ハイビジョン仕様のマスター素材を改めて制作するなど、新作アニメを制作するに近い手間がかかった為、全43話で7万円以上の価格となっている。
  5. ^ ここで言うDVD-BOX版とは、比較的新しい作品では既に単品で発売済みのものを改めてまとめてBOX版で発売するものや、パッケージ化されていなかった旧作作品を一括してBOX版として発売するケースとは異なる事を断っておく。

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