ポルトガルの国旗
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ポルトガルの国旗(ポルトガルのこっき)は旗竿側5分の2に緑、旗尾側5分の3に赤の縦二色に盾など国章の主要部分を配した旗。
一説に、緑は希望を、赤は共和国成立の革命を表すとされる。また、緑は希望と誠実さを表すとともに勇敢なるアヴィス騎士団(ポルトガルアヴィシュ朝建国に関わる)のシンボルカラーであり、赤はかの大航海時代、新しい発見や未知なる大地を目指し、大洋と闘った輝けるポルトガル人の先人たちの犠牲の血を表している、とする説もある。
金色(黄色)の球状の物体は、大航海時代の航海用具・天測儀である。ポルトガルの先人による測量術の発展と、それによる新規航路の発見を表し、つまりはポルトガル海上帝国の輝かしい歴史を表している。「ポルトガル」という国名自体が、初期に都が置かれた町ポルトのラテン語旧名「ポルトゥス・カレ(カレ港の意味:ローマ時代に遡る都市)」から由来する。ポルトガルと海・航海は、もはや切り離せない関係なのである。
盾の中の七つの黄色い城はルコンキシュタ(レコンキスタ、国土回復運動)によりベルベル人(ムーア人)から奪い返した城砦を、五つの青い盾はポルトガル王の伝説から由来しているとされている。
1910年に王政が廃され、共和政が成立した際に制定された。
[編集] ポルトガル国旗の変遷
[編集] 関連項目